2012年10月12日 (金)

会えたらいいね・・(629)  軽井沢 へ

いつもの事なので解ってはいるけれど・・・・・・、 また娘からの急なお願い電話。

「軽井沢へ行きたいっていうからホテルを取ってあるけれど 行かれないから 娘と行ってくれないかしら?」 と。

孫のHちゃんは 学校が一週間も休みで 暇を持て余しているので 私にお誘いが来た訳なのだ。 
こちらだって予定が有るのだから早々乗るわけにはいかないのに 孫を使えば私が動くと心得ているのだ。

宿題を終わらせる事を条件に 仕方なく予定をキャンセルして 恩着せがましく軽井沢へ向かった。

軽井沢へは 元気なころにはゴルフに何回か行ったけれど 旧軽銀座の賑わいには閉口して それ以後行ってないので 十数年ご無沙汰している。

駅を降り立つと 旧軽へ向かう広い真っ直ぐな道に人気は無く これが軽井沢?と異境に来たような静けさだった。

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瀟洒な建物も人が居る気配は見えず

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近くで様子を聞いたら 「良いのは夏場と これから紅葉が始まれば人が動くけれど みんなシャッター通りになってしまうんですよ」 と嘆いていた。

それでも 旧軽銀座は中高年の団体さんで混雑していたが お店も若者の姿は見えず 淋しい限り。
土日になれば 若者も増えるのかも?

ホテルのチェックインの時間になったので戻ったが やっぱり別荘地は静かな大人の街で これこそ軽井沢。

ハロウィンの時期とあって 可愛らしいグッズがお出迎えで 孫は大感激。
 

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歩き疲れて 一休み。 
軽井沢の夜7時 はこんなに静かなのか・・・・・・? とびっくり。
お茶でも・・・と もう一度 旧軽銀座へ足を延ばしたが みんな閉まっていた。

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朝食前に散歩をしようと 早めに起きた。  
虫の音がかすかに残る別荘地は 空気もひんやりと心地よい。
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「さすが軽井沢!ご立派な広大な別荘ばかりで 私たち縁が無いわね~~」と言うと 「20年 生きててねー、此処は無理だけど もっと田舎に買うからね」 と嬉しい言葉が返ってきた。 

(えっ!これから20年?  頑張って 元気で居なくっちゃ……・。)

「サイクリングは出来ないの・・・」 と言う風子を誘えないので じーっと赤い自転車を眺めている。
(本当は乗れるけれど ・・・・・自転車には乗らないだけ)
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ホテルに有るチャペルは メルヘンの世界

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思いがけず 「井上有一展」 が有ることを知って 美術館が開くのを待って観に出掛けた。
何時だったか この人の書を見たくて松本美術館まで行ったことがあるが 書と言うより 前衛アートの世界のこの活力に惹かれるのだ。

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こんな優しい字は 初めて見た。 
カーボンインクや練墨で書いているとか・・・・。

この展覧会を見られただけでも 幸せ! と 心の中で思った。
押し付けの急な旅だったけれど 娘に感謝しなくては・・・・・・。

明日から試験・・・・・、呑気な事を言っている孫のリュックには 教科書がぎっしりと詰まっっていた。


 





 

 




 

 

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2011年11月20日 (日)

会えたらいいね・・(564)  平林寺(11月17日)

「紅葉には少し早いですが 集まりませんか?」 というお誘いに 風邪気味で咳が続き どうしようかと考えたが 少々交通の便が悪く 一人で行くには億劫なので こういう時に・・・と参加した。

北朝霞で総勢9人がタクシーに分乗して 簡単に平林寺入り口まで。

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やっぱり早かった。
ところどころ色を染めてはいるが  紅葉狩りというには不足だった。
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元来 風子は紅葉があまり好きではないし 観光客でごった返しているのは性に合わないので 人出も少なく緑の中にちらほらと見えるだけで↑満足だった。
遠めに眺める山々が パッチワークのように染まって 黄や橙が主流をなして居るのが良く 全山紅葉などというのは息が詰まってしまう。
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若い頃 京都の真如堂の宿坊に泊まって 朝起きたら一面の真っ赤な紅葉と敷き紅葉に圧倒され 綺麗というより息苦しかった事を思い出す。

平林寺には川越城主の松平信綱はじめ代々の立派な墓所があるけれど 歴史に疎い風子にとっては 武蔵野の面影を残した雑木林に心は向いて ふと気付くと仲間は誰も居なくなって 携帯で「今 どこに居るの~~?」 と聞いては慌てて合流する始末。
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参加者は一様にお寺や歴史に興味があって詳しいが 風子は歴史より茅葺や風化した僧堂に晩秋のやわらかな日差しが影をつくり この中では禅の修業がなされているのでは・・・などと余計な事に目が行ってしまう。
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地図をみると 最短距離の散策をしてきたようで 次回はウォーキングのつもりで 紅葉が終わって 静かになった武蔵野を満喫してこようと思っている。

境内の細い流れに紅葉が映り 落ち葉がゆっくりと流れていく。
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流れから目を離して辺りを見たら また誰も居なくなっていた。
慌てて集合場所の門前へ向かったら 「風子さん何処に居るのォ~~」 と携帯が呼んだ。

門を出て 遅めの昼食の新蕎麦をお腹に入れた。

次回は「六義園のライトアップ」を約束したが 「ライトアップって好きじゃないんだ・・・」と独り言をつぶやいたら 「そうだね! 風子さんのお好みではないかもね・・・」 と。

集まっての雑談も楽しみの一つだから とりあえず手帳に書き込んだ。

 

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2011年9月21日 (水)

会えたらいいね・・(547)  何処へ行こうか・・・?

台風が上陸で わが家の方も 風雨がかなり酷くなってきた。

本来なら 田端まで通院日。
西武線は風雨に弱いので 運行見合わせ・・・なんてことになったら また3.11の時のように 帰宅難民になってしまう。
診察日の予約変更の電話が繋がらなかったが やっと連絡出来て 2週間先の予約がとれた。

・・・・・きっと みんなも・・・・、と 山のようなお菓子と珈琲を前に ひとりにやにやしている。
一昨日 出先へ友人からメールが入った。

「明日typhoonrainのため 久々にお茶しませんか? 前回同様サイボクハムに11時集合。あとの二人にはこれから連絡します」 20:52 だった。
早速 参加の返信をいれたが あとの二人もOKで 即決だったようだ。

当日 涼しく傘が要らない程度の雨だった。
サイボクにはお風呂のあるので 「もしかして・・・?」 と その用意もした。

いつも Yさんの計画で すべてお任せ!
Aさんは 白岡から2時間近い道程を こともなげにやってくる。
風子と年齢の近いNさんも 企画のYさんも 30分足らずなので いいのだが・・・。

まずは腹ごしらえ・・・と 予約して坂戸までYさんお勧めの和食ランチ。

「さて 何処へ行こうか・・・? 」 Yさんがいつも細かな提案をしてくれて 方向音痴の風子は これも全てお任せ。

いつもは 雑木林ウォーキングだが 今日はお菓子ツアー。

「風子さんだったら きっと絵に描きたいところよ!」 と案内されたのは 「花園フォレスト」 お菓子の館。
甘いものはドクターストップだけれど こういう時は「ハレの日」 と決めて 制限なしにしている。 時間の都合でゆっくり出来ないので バームクーヘンやクッキーを買い込んで 「モネの庭」 を散策。
モネは 絵を描くために庭園を造ったというが・・・・。

ここは・・・・・蓮池はない。
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花の時期は終わって 手入も行き届いてなくてちょっと残念だったが 風子にとってはそれはそれで良かった。
整然とした庭は 好みではないから。
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くもの巣のみずたまり

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人は居なく静かで 花が全く無いわけでもなく 名残を惜しむ遅れ花も好いもので ハーブの香りに包まれて ゆっくり散歩出来た。

次は 「かりんとうのお店ね!」 と。

車を降りると 「ごぼうかりんとう」 の香ばしい匂い。
ここでも 2~30種類の味見をしてから 眼下に?川の流れと 竹林にひっそりと咲く彼岸花が見えるテラスで 無料お茶を戴きながら 他愛の無い雑談に花が咲く。
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山ほどかりんとうを買い 集合場所へ戻り 其々の車で帰途に着いた。
Aさんは夕方の混む時に 2時間で帰れたかな~~? と 彼女のファイトに脱帽。

今日は一歩も出られず 買ってきたお菓子を前に台風情報を見ている。
記事にするつもりがなかったので おすそ分けしたり お腹に入ったりで 現物は悲惨なかたちで今目の前に並んでいる。

これが無くなったら 甘いものは暫く我慢しようと思っている。
やっとのことで 「2キロダイエット出来ました」 と担当医に報告したばかりなのに 食欲の秋を控えて これからは自分との戦いだ・・・・happy01

若い友人にお世話になって いつも有り難いと思う。
「お嫁さんみたいね!」 といって 大笑いした。

雑木林ウォーキングも 自信がなくなって足が遠のいていたけれど 秋のコースに参加しようかな・・・・と 少し元気が出てきた。

台風は 今通過中です。

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2011年9月10日 (土)

会えたらいいね・・(544)  空いてる時期に

最近 へそ曲がりに輪をかけたようだ・・・と思っている。
歳を重ねると 子供に返る とか 丸くなる と言うけれど 子供に返るという事は 「わがままになって自制が利かなくなる」 丸くなる とは 「どうでもよくなる」 ことだと思っている。
これは 「風子に限った事」 なのかもしれないが・・・・・。

台風が去って また蒸し暑さが戻り 残暑の中 「今しかない」 と急に思い立った。
「ね・・・、ご無沙汰! 元気? 」 しばらくくだらないおしゃべりをする。
(いつ 話を切り出そうかと タイミングを考えながら・・・)

H 「神代植物公園行きたいんだけれど・・・・」 
N 「今行っても 何にも咲いてないよ、温室くらいだね・・・・」
H 「だから 行きたいんだ~~、空いてるでしょ?」
  「ご主人のお昼ごはん 作るのォー?」
N 「昨日のお稲荷さん残ってるから それを出せば好いんだけど。 今散歩に行ってる」

 2年前脳梗塞で倒れたご主人は リハビリも順調で 元気になった。
 有り難いことに 風子には好意的で N子より気を使ってくれる。

彼女は 今年4月に次男が急逝した時も ご主人の体を考えて全て一人で取り仕切った程の口八丁手八丁のしっかりもののお節介おばさんだけれど(笑) 風子にとっては有り難い存在の中学の同級生だ。

K駅で待ち合わせたが 30分待っても現れない。

電話をすると 「駅についたら電話くれる っていったでしょ! 主人はまだ出なくていいのか? って気をもんでたけれど 電話くれるってことになってるから・・・」 って。
H 「??・・・・・・・・(そんなこと言ってない・・・・)」 と思ったけれど 
  「ごめんごめん! ボケちゃったのかな~~」 と。

息子さんを亡くして以来 会うのが辛くてご無沙汰だったけれど 変わらない強気の彼女に ほっとした。

H 「元気になってよかったぁ。」 
N 「うん! 忙しくしてるとね! でも一人になると思い出しちゃうんだぁ、
   いつもお昼食べに来てたから 今でも 沢山作りすぎて 残っちゃうの。
   これからだと思う・・・、ほんとに辛くなるのはね・・」


今でもマニュアルに乗っている彼女の運転は見上げたもので どんなに道を間違えても 方向感覚が凄く 逆に近かったりするのだ。
中学の時は 成績も全て風子が上を行ってたのに 今は全く頭が上がらない。
先妻の子が5人居るところへ後妻に入った母親の長女で 下に3人いて苦労したN子は 「いろいろ苦労してきたから 何が起きても恐いものないよ!」 と言う。
一人っ子で のんびり育った風子には 真似が出来ないで いつも頼りにしているのだ。

植物園は思ったとおり この暑さで人は疎ら。
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ダリア園が真っ盛りだが 暑くて見ていられない。
咲きかけの大輪が 新鮮で初々しく 立ち止まる。
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温室には 南国の強烈な色の花が満開だが どうも風子好みではなく 淡い優しい色合いが 美しく見える。
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直径一メートルもありそうなオニバスの葉
縁の立ち上がりが 5,6センチ有り 大きなお盆のようだ。
この上に 雨蛙を何匹も乗せて 鳥獣戯画のようにお相撲を取らせたら 押し出しは無いな~~と口元が緩んでくる。

へそ曲がりの風子は 桜も紅葉も人混みが嫌で いつも時期を外す。
野の花や 草や 木の実を拾えたら それで好い。
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ムクロジ・ どんぐり・ トチノ実
ラクウショウ (左下) は 中にルビーのような実が入ってる。

どんぐりが こつこつ頭の上に落ちてきて 痛い。
トチノミも去年のもの?が 綺麗なまま落ちていた。

流れの向こうに面白い実が沢山ぶら下がっている。
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(ラクウショウ スギ科)
H 「実が落ちてないかな・・・」 と独り言を言ってたら 
N 「ちょっと待ってて・・・」と さっさと向こう側の柵を越えて 去年の実を拾ってきた。
H 「柵を越えちゃだめじゃない!」 
N 「落ちないように柵があるだけで 植物の保護じゃないからOKよ。」 と。
H 「ありがと! 落ちておばあさんが・・、なんて新聞載ったらみっともないよー」

深大寺へ廻り お蕎麦を食べて 釈迦堂の釈迦仏に会って 帰って来た。
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(本堂前の 巨大なムクロジの樹)

拾った実は ラクウショウ(スギ科)で 車の中が 杉の香りでアロマテラピーのようだ。

秋が終わった頃に 今年の実を拾いに行こう。


  

  

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2011年8月31日 (水)

会えたらいいね・・(542)  白駒池

やはり 秋の空気・・・・、 朝から庭で盛んに啼くつくつくぼうしの声を耳にしながら 「あれは確かに私の不注意だった・・」 と反省するのだが。

「いいんだよ!いいんだよ! 気にしない気にしない!」 と慰めてくれるように聴こえて来る。

八千穂高原からバスで 白駒池に向かう。
渡された手書きの大雑把な地図には 白駒池を一周するような簡単な一本道になっている。
すっかり 信用していた。

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木道だとは聞いていたが 鬱蒼と繁った苔むした原生林の中に 50センチたらずの木道が続き 緩やかなアップダウンになっている。
それだけなら問題はないのだが 日の当たらない森の木道はぬるぬるとしていて 滑りそうで恐い。
(恐いところは カメラに収めるどころではありません。)
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進むにつれ 両脇は絶壁ではないが低くなっていて 滑落しないよう十分注意が必要で 関節に難ありの身にとっては 細心の注意をはらって歩くのだが ぴったり後者が列をなしているので 遅れをとっては申し訳ないと 足元を確かめながら全身緊張で景色を楽しむゆとりもなく歩く。

ところどころ白駒池の姿が見えるが ゆっくり立ち止まることも出来ない。
ましてや 写真も構図など考える間もなく 歩きながら瞬間にシャッターを押す。
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もうナナカマドが部分的に色づいている。
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アキノキリンソウの華やかな黄がひと際目立つ。
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参加者はほとんど(中)高年。

「なんだか木道を見に来た感じですね・・・、下ばかり見ているので」
「そうですね、写真もとるどころではないですが まあ空気だけで満足しましょう^~」

そんな会話が聞こえてくる。

ほとんどの方がグループだったり 二人連れだったりで 一人参加は風子のほかには2.3人のようだ。
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途中休憩所があって ベンチに座りきれなかったので 皆さんに迷惑かけないよう先に進む事にした。
「足が遅いので 先に出ますね!」 そういって席を譲ってくださった方に 遠慮した。

ますます道は厳しくなり ストックだけが頼りで 木の根をよけながら倒木をくぐって歩くが 後続の声も気配もない。
ハイキング初級なのに これでは登山ではないか~~と 少し戻ってみたりして様子を見ていたが 誰も来ないので不安になってきた。

「オーイ」 と何回も呼んでみるが こだますら聞こえてこない。
手書きの地図を見ると 確かに真っ直ぐになっているので この道でいい筈。
「迷った時は元に戻れ」 というから とにかく戻る事にしたが 火事場の馬鹿力で 足の悪い事などすっかり忘れて 曲がらない関節も何とかなっているから不思議だ。

様子の分からない森林を歩くときは 背中にはいつも何か起きた時の装具や一晩明かせるような懐中電灯、笛、食料は入っている。
自分だけなら この近くに住む知人がいるので携帯さえ繋がれば(そこが問題だが)来て貰える。 知人の顔が浮かんでくる・・・・・が
自分のことより 集合時間に遅れて同行者に心配や迷惑をかけてはいけないと そればかりが頭の中を駆け巡る。

やっと休憩所に人影が見え ツアー参加者だった。
そこから左に折れる道を行くのに 風子は真っ直ぐ行ってしまったのだった。
それにしても 声をかけてその場を立ったのに 誰一人 「こっちですよ」 とは言わなかったので よほど風子の印象が無かったのか悪かったのかもしれない。

帰りに 立ち寄り温泉から出たら 知人に行く事を知らせてあったので 「楽しめましたか?」 とメールが入っていた。
泣き付くように 「恐かった-!」 と携帯をいれたら 「その足で度胸がいいね!いつでも迎えに行くよ」 と優しい言葉が返ってきて 涙が出てしまった。
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出口近くに トリカブト(毒がある)の群生があったので 添乗員に プレゼントしようかと思ったくらいだ(笑

いつも参加している秩父の雑木林は 参加者20人くらいでも 3~5人の付き添いが居て 細かい地図を渡され 準備運動から始まる。
今回は46人もの参加者。
「ストックも要らない、老若は関係ない」 などと 若い添乗員はバスの中で言っていたが 「最後尾に居ます」 と言いながら 自分のペースで 先頭を切って歩いていた。

ツアー会社は中高年で維持しているようなものだから 「きみまろ」 の口調を真似て からかうようなギャグの連発は 馬鹿にされているような気がして不愉快だった。

こんな事だから ツアー会社の遭難が起きたりするのだ! と 心の中で怒鳴っていた。

自分の不注意を棚に上げて 「やっぱり 旅は一人が好い」 と思っている。

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会えたらいいね・・(541)  八千穂高原→白駒池→麦草峠

例年なら 信州方面へ何回か足を運んでいるはずだけれど 旅の案内を眺めるばかりで 行動に移す気力が無く 8月も終わりになってしまった。

八千穂高原へ行ってみたくて宿や行程を調べたが 列車やバスの調整が上手く行かないので諦めていたところ 日帰りツアーがあったので申し込んでみた。
人気があるらしくキャンセル待ちだったが 突然連絡が入って行ける事になった。

受付を済ませ・・、と言っても ここでまず問題が起きた。
郵貯引き落としの筈が 未納だというので とりあえず調べてもらう事にして 乗り込んだ。
この添乗員は 相性が悪い・・・、そんな始まりだった。

満席のバスは 一路八千穂高原へ。

台風が来ているので気掛かりだったが まずまずの青空と夏雲同行の旅は始まった。

コースが幾つかあるが 一番長い緑コースを歩く事に。

自然園の入り口で ムシカリが赤い実をつけてお出迎え。P1030466

あちこちに咲くオレンジのフシグロセンノウが 花の無い時期の森に ひと際 色を添える。P1030467

もみじの滝から流れ落ちる渓流沿いには レースのような白い小粒な花をちりばめたシシウドが咲き乱れ 涼しさを増している。
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花に止まる蝶も いろいろ
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一時 世間を騒がせたトリカブト
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オタカラコウ?アキノキリンソウ?に止まるのは 多分 渡りをすると言うアサギマダラ?
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遊亀という砂防ダムらしい
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整備された遊歩道を 白樺に囲まれて森林浴しながら歩く。

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初めての場所は 集合時間までの時間の配分がわからず 不安な気持ちで歩くが
出口に近くなったので ベンチに腰掛けて バスの中で配られたお弁当を頂いていると 汗びっしょりの背中を高原の風が通り過ぎてゆく。

管理棟の前には オオシラビソの大木があり 何年に一度しか花を付けないという。 初めて花を見たが 紫の松ぼっくりのようだった。
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とんぼが飛び交い 吾亦紅に止まって動こうともしない姿に 高原の秋を感じる。
(何回シャッターを押しても 透き通った羽が写らない??)
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自然園からバスで白駒池まで行き 麦草峠を通って帰途につくが この時は大変な事になるなんて 想像もしていなかった。

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2011年5月26日 (木)

会えたらいいね・・(516)  ブナの森へ 二日目 (22日)

夕食後 星空ツアーを予定していたものの 空模様が降ったり止んだりで危ぶまれたが
「とりあえず行きましょう」 ということで 懐中電灯を手に外へ出る。
宿の灯りを背にすると 漆黒の世界で 誰が何処にいるのか手探り状態で 女性3人固まって歩く。

やはり☆は見えない・・・と諦めかけていたら

「あ・・・・、見える! ほらあそこに・・・」
「ほんと! あっちにも・・・・・」 

雲が切れてきたのか 目が慣れてきたのか はっきりとはしないけれど 満天の星!
「あれ、北斗星かも・・・?」 誰かが言う。
「もしかしたら UFOかしら 動きが違うし・・、飛行機ではないし・・・」
子供のようにはしゃいでしまった。

翌朝 目覚ましの音も聞こえず 気がついたら朝の散歩の時間は遠に過ぎていた。
携帯がなり 「Conです。おはようございます」  「??・・・?」 、 「モーニングコールです」 出て行かなかったので気を使ってくださったのだ。

予定の「温身平(ブナの森)」へは 落雪の恐れがあるため 車は進入禁止になってしまったということで 歩いて途中まで行くことになった。

2m余りの残雪の間から気の枝が突き抜けて 生命の強さを感じる。

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雪が解けると空に向かって延びていくので真っ直ぐにはなっているが 根元はみんな曲がっている。
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薄いクリーム色の花簪のようなキブシが 昨夜来の雨のしずくを受け 微かに揺れるたびに木洩れ日にきらきら輝く。 (肝心な写真は ピンボケで これだけが・・・・)
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雪解けの流れが滝になって落ちる。
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車道上側は手付かずの自然の森
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下側はところどころ人工林
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飯豊連峰からの雪解け水でゆっくり流れる玉川は エメラルドグリーンの濃淡の渦を描いて 夢の世界のよう。
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樹齢200年を超えるブナ 
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の根元には 実生から育った若いブナがやわらかな葉を覗かせている。
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山葡萄らしいが・・・・、
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これで↓ 何故通行止めになったか納得。
地熱と木の力で 残雪の間に隙間が出来 崩れ落ちるのだ・・・。
人が通れるほどの隙間になっている。
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「きてくろ館」 により 横川ダムに沈んだ村の話を聞いていたら
写真集「おばあちゃんは木になった」 というダムに沈んだ徳山村の話を思い出していた。
みんな 何かの犠牲の元に 成り立っているんだな・・・・と。
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上杉神社、御廟 へ参拝し帰途に着いた。
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お土産は 山菜
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左から ① ミズ は お浸しに
     ② うるい は 卵とじと味噌汁に
     ③ 行者にんにくは 刻んで オカカとお醤油で お豆腐に
     ④ 赤こごみは 胡麻和えに・・・、(青こごみと違って ちょっと固かったぁ)

次回は ブナの森に入れることを祈って 再挑戦の日を楽しみにしている。

「雨が降っても 風が吹いても 泣いても笑っても 今日が一番好い日 」 の旅だった。

 






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2011年5月24日 (火)

会えたらいいね・・(515)  ブナの森へ 一日目 (21日)

人間は 強く感動すると言葉に表せないものだなぁ・・・と つくづく思った旅だった。

先日 21~22日にと 山形の温身の森に出かけた。
帰ってから 直ぐに記録しておこうと書き始めてみたけれど 言葉が出てこない。

友人に「ブナ森へ行く」 と何ヶ月も前から伝えてあったので 「どうでしたぁ・・?」 と聞かれるけれど 「う・・・・・ん、良かったわぁ・・・・」 というだけで 写真を見せたとしても 実感が伴わないし 表現する難しさに戸惑うばかり。

とりあえず 写真だけでも・・・と思ったが その写真が 肝心なところで失敗して抜けてしまい 泣くに泣けない。

21日(一日目) 米沢の駅に集合
迎えてくださった森林セラピストConさんが 4人を車で案内してくださることになり  散居集落へ向かった。

19世紀後半、イギリスの女性旅行作家イザベラ・バードが、「日本奥地紀行」の中で、山形県南部の米沢平野を
「『鋤(すき)で耕したというより鉛筆で描いたように』美しい。(中略)実り豊かに微笑する大地であり、アジアのアルカデヤ(桃源郷)である。」(高梨健吉・訳) と書いているというが まだ 読んでいない。

今は まだ田に水は入っていなかったが 屋敷林に囲まれてたたずむ風景は 
「第1回美しい日本の村景観コンテスト」において、最高賞である農林水産大臣賞を獲得した 田園散居集落だった。

生憎 空模様が思わしくなく 霞んで遠くまで見えなかったが・・・・・・。
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森の中の道にはチップが敷かれ クッションのように優しく 傍らに咲くタムシバも雨に濡れ 重たげな花びらさえも愛おしく感じる。
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ここはイザベラバードが歩いたと言う越後米沢街道十三峠のひとつ 「黒沢峠」
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3600段の石畳が2キロにわたって敷き詰められ 磨り減った石畳が当時を偲ばせる。
とりあえず「少しだけでも歩いてみよう」 ということになり ゆっくりと登り始めた。
深い谷を見下ろせる「座頭ころがし」と書かれた標の前にある石畳には 何か悲しい歴史があるようだった。
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(石碑ではなく 石畳に彫ってある)

足を気遣ってくださるConさんに感謝しながらも 内心「3000段 歩いてみたいな・・・」 と。

帰り道は 感激~~!  
「キバナイカリソウ」 をひとつ見つけたら 有るわあるわ・・・、レモンイエローの花をうつむき加減につけて 雪解けの斜面に 新しい芽をあちこちに覗かせている。
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いよいよ楽しみな昼食。
雑穀料理を用意してくださって 珍しい料理をひとつひとつを噛みしめながら味わう。
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説明してくださる方に 「テレビで拝見したような・・?」 とお聞きしたら 「何回か 出演しました」 とのこと。
昔は 稗や粟は お米に混ぜて食べたな~~と思っていたら 同行の方は知らないそうで
時代(年齢)の違いを心の中で苦笑してしまった。

雨が落ちてきて 雪を残して遠くに見える飯豊連峰も 稜線がうっすら霞んでいる。
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宿に到着して 川を見下ろしながら貸切の露天風呂に浸かり 明日の天気を期待する。

夕食は地産地消の山菜料理、初めて味わう岩魚のお刺身と塩焼き。

早めに床に就いたので 夜更かしの癖がついている風子は 眠れなかったらどうしよう~~と心配だったが・・・・。
明日は いよいよ温身のブナの森へ入れる。
Conさんの頭の中は お天気のことが心配で 明日の予定をあれこれ模索中・・・のようで 申し訳なかった。

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2011年5月18日 (水)

会えたらいいね・・(514)  姫川源流~鬼無里へ③

昨日は少し歩き過ぎてしまっので 湿布をべたべた貼って今日に供えたけれど 少々難ありになってしまった。
まあ、何時ものことだから取り立てて悩むほどではないけれど・・・・。

「こんなに稜線がはっきり見えるのは 今年初めてですよ」 と宿の方が言っていたとおり 車窓から見える山々が青い空に映えて 心が弾んでくる。
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今日は 鬼無里奥裾花自然園のミズバショウ。
バスが入れる終点の観光センターで降り なだらかな登り道を30分歩くか シャトルバスで10分だが 自然園の様子が分からないので とりあえず行きはバスにした。

今池湿原に向かって出発。
ところどころの窪みには雪が残り 雪解け水がミズバショウを育てて来たのだろう。
六分咲きと聞いていたが これで六分? と思うほど 遠くまで白く花が広がり 清楚な姿を見せてくれている。
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オオヤマザクラが咲き タムシバ(どの木か判らないが)やブナが芽吹き オオカメノキの白い花は まだ咲き始めたばかりで 少し早めかな・・?と思うけれど 贅沢は言えない。

池のほとりで モリアオガエルの卵を探したけれど もう おたまじゃくしになって池にダイビングしてしまったのだろうか? 泡のようなものは何処にも見当たらなかった。
木立が影を映す湖面の白い塊は サンショウウオらしい。
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ぬかっているので スパッツを着けようと脇道に入ったら 同行の方が「面倒だから ソックスの中に裾を入れれば大丈夫」 と教えてくれた。
雪道の下りはストックをついても怖く 慎重に 慎重に~~~。

一周して 次はこうみ湿原へ。

上に行くにつれ 残雪が多くなってくる。
このコースを先に回った人達が すれ違いに 「ブナ林は入れないわよー!雪が多くて 通せんぼになってたー」
なるほど・・・・・、 やっぱりロープが張られて 立ち入り禁止。
お腹が空いてきたので 雪の上にビニールを敷いて お弁当タイム。
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こうみ湿原のミズバショウの方が お行儀よく可愛い形が多い。
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お尻がひんやり冷たく 雪の林を渡ってくる微風が汗ばんだ背中を通り過ぎていく。

ミズバショウ、ミズバショウ、と言っていたのに これだけ多いと 飽きてくるから勝手なものだ。

帰りは歩いて下ろう、と言うことで 早めに自然園を出た。
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 山側に キクザキイチゲの群落が
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雪をバックに 桜、桜、芽吹き始めたばかりのやわらかなグリーンとの競演で離れがたく 暫し佇んでしまう。 

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バス停に着くと 「黄色いミズバショウがあるよ」 と茶店のおばさんが教えてくれたので 時計を気にしながら 林の中を下ると あったー!。

管理してるおじさんがロープを張っている最中で 近くに寄れないので遠くからシャッターを押すが 背中側からなので 黄色い苞に包まれた花が見えず変な形になっていた。
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「アメリカが原産で 立山から分けてもらって 今は30株ある」 とおじさんは言っていた。
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ぎょっ!!! 「何 これ ?」  ひとつが鶏卵大なのだから気持ち悪~~い。
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「クロサンショウウオの卵」 だそうだ。

せっかくいい気分でいたのに 最後に気持ちの悪いものを見てしまった。

バス出発の時間にぎりぎりセーフで 風子としては 綱渡りのような危ない旅が終わり
帰りは爆睡で バスの中はシーンとしていた。

週末は 山形の温身の森を訪ねる予定で 今度こそ本物のブナ林に会えると思うと あれこれ想像して楽しみで 子供みたいに心が落ち着かないでいる。





 

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2011年5月17日 (火)

会えたらいいね ・・(513)  のんびりハイキング・・姫川源流~鬼無里へ②

青木湖から 親海(およみ)湿原を経て 姫川源流へ向かうことに。

黒文字の黄色い花、P1020743
モミジバ苺の白い花にカメラを向けていたら 置いていかれそうになり 慌てて追いつく。
足元には 濃い紫のスミレサイシン、ぼやけた薄紫のタチツボスミレ、米粒ほどのツボスミレ 膝をついて撮る小さな花が撮りたいのにみんな取り損なってしまった。

ミヤマハコベは 5枚の花びらが二つに分かれて10枚に見えるが 小さすぎて気をつけていないと 通り過ぎてしまう。 P1020752
 

ブナの木肌には 熊の爪跡がくっきりとあって 熊がどんぐりを採りに登った森の様子がよくわかる。
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青木湖を通り過ぎて いよいよ期待の湿原だ。

湿原を囲む山々は 淡いやさしい色に包まれて どんな絵の具を使ったら表せるのだろう・・・と眺めていると 山が揺れてぼやけてくる。
悲しい時でも涙が出ない風子なのに なんだか可笑しい。
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「バイカモが咲いてるかしら・・・・? とガイドさんにお聞きすると 
「もうとっくに咲いていていいんですが 今年は全く・・・」  
「え~~っ、咲いてないんですかぁ」 がっかり。

代わりに 親海湿原では 思いがけない花「ミツガシワ」を見ることが出来た

遠目には 白い花が咲いているとしか見えないが 一本の茎が水面から浮き上がって小さな花をいくつもつけ その一つ一つが小ぶりの時計草の花びらのようで愛らしい。
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この群生は 信州大学の学生達が水の中に入り スギナなど取り除いてここまで増やしたそうで これほど咲いている湿原は少ないようだ。

姫川源流湧水は 日本の名水100選のひとつで 澄んだ空気と水の長野県が羨ましい。P1020765

バイカモを見ることが出来ず残念だったが ニリンソウが真っ白に埋め尽くし 覗きこむとネコメソウが・・・、後ろのほうで 「本当に猫の目みたいね!」 と声が聞こえる。
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宿へ向かう道の庭先には シラネアオイが咲いていた。P1020767

明日は 鬼無里のブナ原生林と81万本(あった)と言われるミズバショウが楽しみだ。

手首を保護するために クッション性のある新しいストックを買ったけれど 効果はなく やはり無理しすぎたようで 明日は雪道を歩けるかと心配になってきた。  

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