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2012年10月20日 (土)

会えたらいいね・・(632)   熊出没のニュース

最近 熊が出たとか襲われた という話を耳にする度 10年前の旅を思い出す。

風子は 時々一人旅に出かけていた。
特別な場所への旅でもないし辺鄙なところでもなく ただツアーではなく一人でうろついていたというだけの事。

それは 持病のため行動が遅く いつでもツアーの同行の方に 「ごめんなさい」と言うことに疲れてしまったからだった。

方向音痴に増して 「地図の読めない女」 の代表に成れるほどの実力で
列車のチケットでさえJTBの方にお世話になって やっと買える始末。

それなのに「・・・・が・・・に好い場所よ」 などと聞くと 行ってみたくて夢にまで見てしまうのだから。

会津の裏磐梯に有る「諸橋美術館」から見る景色が好きで 何回か出掛けた。
黄葉の頃には 五色沼近辺をぼちぼちと歩いたり 運が良ければ毘沙門沼近辺の金色に輝く落葉松にも出会えた。

 
檜原湖の近くに位置する中瀬湖が静かでいい処」と耳にし 行ってみたくなった。
五色沼の終点からバスを乗り継いで行ったが 空いていて終点の「中瀬湖」までは 風子を含めて4人だった。

降りた途端 『熊が出ますから注意』 の看板。

運転手さんは 「この間も 熊を見たって言ってたよ。熊避けの鈴 鳴らしながら歩いてくださーい」 と大声で追いかける。
鈴を用意してなかったので 困ってしまった。

「持ってなかったら 大きな声で話しながら行ってください。歌でもいいから・・・」と言うけれど 一人の男性は大きなカメラを抱えた人で 林の中へ入ってしまうし あとは女性同志のお仲間二人連れで いつの間にか姿がみえなくなってしまった。
いくら風子が厚かましくても同行は出来ず 一人大声で歌うわけにもいかず 辺りをきょろきょろと熊を恐れるだけで 景色など楽しむゆとりはなく もくもくと中瀬湖を目指すしかなかった。

人の声がしてきた時は 「あ~~、やっと中瀬湖が近いのだ・・・」 とほっとした。

磐梯山の噴火で出来た小さな湖は蒼くすみ ところどころ黄葉した木々が水もに映り 本当に美しかった。
手前にある小さな見晴らし台は 絵を描くグループが陣取って他の者をよせつけない雰囲気だったが 遠慮しながら 隅っこで小さなスケッチをしてきた。
 
P1050194



今 見ると「へたくそっ!!」と思うけれど 二度と行けない記念の場所なので 捨てないであった。

その頃は カメラをしっかり握れず 持ち歩かなかったので 残念なことに  写真は無い。

帰りは 山菜取りのご夫婦と一緒になって 怖い思いをせず バス道路まで辿りつけたが 一日数本のバスはなかなか来ないので 宿まで歩いてきた。

今は 元気だけれど行動力が伴わず じーっと何処へも旅に出ず 近場で我慢している。

熊のニュースを聴くたび あの一日が蘇ってくる。
 

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