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2012年6月26日 (火)

会えたらいいね・・(603)  菖蒲園へ

日曜日の朝 ユニフォーム姿のお向かいのご主人が 「行ってきましたよ、智光山の菖蒲を見に 今が見ごろですよ! 薔薇はもうお終いですけどねー」  と。

朝 6時に家を出て菖蒲を見て 帰ってきてからソフトボールの試合をして来たと言っていた。

まだ時間は10時だった。

「そんなに早業で・・・!」

このところ 毎年花のつきが悪く 情けない菖蒲園になってしまっているというので 行った事がなかったが 退屈な毎日なので 「行ってみるのもいいかな・・・・」と 梅雨の間の五月晴れを狙って 早めに出かけた。

9時前に到着。  駐車場には5,6台車があるだけだった。

久しぶりの陽射しに 森を抜ける風が心地よい。

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二日経っただけなのに もう遅い感じで うなだれたり枯れた花も多かったが 菖蒲園は もう一息というところまで回復していた。

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三脚を立てて 大砲のようなレンズをつけたカメラマンが何人か・・・。
手前にクリークがあって花の近くに寄れないので 手を伸ばして届く範囲の花しか撮れない。

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水路に映った菖蒲の影が浴衣の模様のようで 時折吹く風に揺れて艶っぽかった。

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「ひょうたん池の方の菖蒲もいいよ!」 と 大砲カメラのおじさんが言うので 廻ってみた。

こちらはこじんまりしていて水路がないので 近づける。
それに こちらの花のほうが綺麗に咲いているようだ。

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園芸係りの方が花柄をポキンポキンと丁寧に摘んではバケツに入れているので 「大変ですね・・・、毎日なさってるのですか?」 というと 「そうです、花のためにも良くないし 見る方にも汚いですから・・・」 と。

「ご苦労ですね! それでこちらのほうが花がいいんですねー」 というと日焼けした顔で にこっと笑ってくれた。
担当が分かれていて こちらだけの係りだそうだ。

足の調子が思わしくないので 一箇所だけのつもりで来たのに 来てみたらぐるっと廻りたくなって 広場から紫陽花園へ行ったみたが 何てことは無くがっかり!。

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帰る頃には人も賑わって あちこちで菖蒲をバックにシャッターをきる人達もあって 遠慮しながら歩くようだった。

朝早く出かけるのは好いもので 帰りに食事をしてきたのに 家についても まだ11時だった。

  

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2012年6月19日 (火)

会えたらいいね・・(602)  旅した薔薇

遠に散ってしまった薔薇だけれど・・・・。

もう一ヶ月も前になるが 大きな縦長の荷物が届いた。

そう言えば 「薔薇を挿しておいたのが付いたので・・・」 というメールを戴いていた事を思い出した。

鉢に植えられた小ぶりの 「いかにも初デビューです!」 というような軟らかな葉で 小さな蕾がいくつか付いていた。

「蕾は 咲かせないほうが好いのですが・・・」と やっとつけた蕾を切り落とす事に迷った送り主の心が伝わってくるようだった。

迷った姿が見えた・・・と言いたいけれど 姿も声も聞いたことの無い方なので 想像すらできない。

ネットで その方がミルキークイーンというお米を作っていて 米作りにかける姿勢に感銘して それ以来送っていただいている。
去年はコシヒカリで ちょっと残念だったが 今年はまた粘りの有るミルキークイーンにもう直ぐ出会える筈・・・・・。
専業農家ではなく お勤めしながらの作業の合間に 花を育てたり 詩や童話など書かれているようだった。

あまりお米を食べないので 送っていただくのも申し訳無いような量だけれど 心尽くしの花の写真や丁寧な文字で書かれた手紙が添えられていて お人柄が偲ばれる。

風子もその蕾を咲かせていいものかどうか迷ったが せっかく付けた命。
どんな花を咲かせるか・・・と 待つ事にした。

実は 無精者の風子は薔薇が苦手で 特に消毒が嫌いなのだ。 
虫が付こうが肥料を貰えなくても わが家でのさばっている「カクテル」とかいう単衣の薔薇を除いては すべて駄目にしてしまい もう育てない事にしていた。

自分で買った花は 消えてしまってもそれほどショックではないが 戴いた木や花は心を戴いたようで それなりに大事に育てる。

枇杷、山茶花、ハナミズキ、侘び輔 今は咲かなくなった皐月も捨てられないでいる。
(プレゼントした本人は すっかり忘れているようだが・・・)

その薔薇が 見事に花を咲かせた。
マチルダという品種で 花びらの淵がうっすらとした朱鷺色から薄桃へと変わっていくのを楽しんだ。

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写真に残す花時を逃してしまったが・・・・。

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写真の色は上手に出ていないけれど 脳裏にはしっかり残っている。

それが・・・、花が散って あっという間に虫が付いたらしく 数枚の葉を残して丸坊主になっていた。
また・・・!! と 諦めかけたが 慌てて消毒してみた。
少しずつ新芽が出て 戴いた時より賑やかな葉ぶりになった。

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本を見たり育て方を調べたりは苦手なので 自己流だけれど また花を咲かせてくれるだろうか・・・??

こちらも メールの交換だけの方から届いた球根だけれど ずーっと咲き続けているオキザリスで 葉と花色が好きで気に入っている。

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可憐な花に似合わず自由奔放な花なので 延び放題OKの塀の上に乗せてあるが 台風到来とか・・・・、 地上に降ろさなくては・・・。

  

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2012年6月11日 (月)

会えたらいいね・・(601)  2回目のバースディー

不定期な休日で たまにはきちんと夕食を・・・・と思っていたのに 出て行ったまま帰ってこない息子に腹が立っていた。

遅くなって 大きな袋を持って帰って来た。

「誕生日 おめでとう!」   寝ていた風子の部屋を少し開けて声をかけた。

ひとつ向こうの駅から自転車で運んできたようだった。    大きな花束!

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「えっ!? また・・? 二度も歳とらせないでよー」 と言ったものの 
「そうだ・・・、そう言えば 唐招提寺の御影堂が公開・・・、6月6日は鑑真和上の命日」

何年か前 その事に気がついた。

風子の二つ目の誕生日が 6月6日だということがはっきりしたのは 両親が亡くなって 実家を壊した時 母子手帳が出てきた時だった。
名前まで 生みの親がつけたものと 戸籍に届けた名前と二つ有るのだ。

今でこそ笑って楽しんでいるが・・・・・。

戸籍に登録されているのは2月で 実際の誕生日はそれより8ヶ月前の6月だったのだ。
というのは 子供の出来なかった両親が 風子を養女ではなく実子(当時ごまかせたらしい)として届け出た日を誕生日としたかららしいのだ。

それをひたすら隠してきた両親の苦労は相当なものだった事と 思うにあまりある。

そんなわけで 母の年齢に近づくに連れ 子供を手放した生みの親を恨む気もなくなり 二組の親が居てくれたことが 人より得したような感謝と喜びに繋がっている。

バースディープレゼントは 2度にわたってチャンスがあるし・・・。

今日は 大好きな トルコ桔梗づくし。

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自分で買ってくるのは 一束398円のありふれた種類だが 今日はこんなにも豪華なトルコ桔梗の品種があることに感激した。

棘の無い薔薇・・・と言えるような 花びらと色。
欲を言えば 香りが無い事が残念だ。

それにしても 夜道を自転車でこの花束を運んでくるのには かなり慎重に走ってきたに違いない。

入院した直後の2月のバースディーは 歳を重ねた事にかなり気落ちして滅入っていたが 
食事やプール歩きで健康管理に気を使っている所為か 今はそれ以前より元気になった気がしている。

2月にひとつ増えたのに またひとつ歳を重ねてしまった・・・・?
2飛びで増えていったら いったい何歳まで生きる事になるのだろう?

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2012年6月 8日 (金)

会えたらいいね・・(600)   論語教室(3回目)

春・秋・また春・・・と 今回で3回目の受講も半ばを過ぎた。

・・と言っても 一時間半が6回の講習で いくらも進まない。
予習をするわけでもなく 復習はノートの整理をする程度で それでさえ自分の書き取った字が読めなくて 「先生、なんておっしゃったかな~~?」 と右から左へ無事通過で 頭の中に留める事もないのだから 先生もお気の毒なことだ。

いつも腹が立つのは 受講者の仏頂面と知ったかぶりで 質問ならいいのだけれど 関係ない中国の話など始めるから 困ったものだ。

知ってるなら来なければ良い訳で 自分の知識をご披露するために来ているようなものだ。

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お教室へは 10~30分前に入る。 
早めに入って 好きな後ろの席を取りたいからで 前に座って一生懸命聴きたいからではない。
水分を取ったり 時にはちょっと咳きをしたりして 激辛の生姜飴を口に入れる都合がある。

「こんにちわー」 と お教室へはいっても 、前席に陣取った古くからのおばさん達は ほとんどおしゃべりに夢中で気がつかない。
後ろのほうはおじさんばかりで にこりともせず顔をちょっと向ければいい方。

きっと家に居ても居場所が無く ここへ来れば自分の知ったかぶりを 風子のような空っぽのおばさんは 「へ~~、凄い事知ってるんだ」 と一目置くかも知れないから。

まあ、そんな意地悪風子も 顔だけはニコニコして 一時間半の授業が楽しいので 毎回休まず出席している。

魅力は 30代らしい講師のご自分なりの解釈が面白く 風子の高校3年間の担任は漢文学者で論語の本も出しているが あの先生だったらこういう解釈はしないな~~、といつも思っている。

教室を出ると 陽が落ちかけた学生の全く居ない女子大の構内は 校庭やテニスコートも淋しげで もったいないな・・・・と くるりと一回りして帰ってくる。

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講習よりも 公に構内を散歩出来ることが目的のような 論語教室なのだ。

帰りは 稲荷山公園へ寄って 2週する。

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四葉のクローバーを探したいところだが 夕飯の仕度が有るから主婦の辛いところなのだ。
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大体2キロ半ほど歩くだけだけれど 緑の濃くなった木々を渡ってくる風に いつも歩けることの幸せ、聞こえて見える (多少の聞こえにくさと見えにくさは有るけれど) ことに感謝する。

これも 3ヶ月も自由の身になれなかったことで得た幸せかもしれない。

そう言えば ある方に 「君は転んでも只では起きないだろうから・・・・」 といわれたけれど ちょっと拾い物をしてきたのかな??

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2012年6月 2日 (土)

会えたらいいね・・(599)   これからは・・・・。

道路にはみ出した山茶花、ハナミズキ、電線まで届いてしまった山桜。

ご近所様は 「大きくなったわね~~、あれ 何の樹? そう・・・山桜なんだ^~。虫付かない?」 と ご親切に言ってくださるが それを素直に褒め言葉として喜んでいてはいけない事を最近知った。

挨拶を交わす程度のお付き合いで 立ち話もほとんどしない風子には いろいろな話が入ってこないけれど 何かの集まりがあると ちらちらと 「わが家の事を遠まわしに言われてるのかしら~~」 などと邪推する。

息子のご機嫌を伺って 「伐らなくっちゃね~~」 などと仄めかす。
気持ちよく伐ってはくれるのだけれど 毎日仕事で疲れているし 「せっかくの休日を労働に借り出しては・・・」 と気を使ったり お腹の中では 「あなたが世帯主だったら 言われる前に気がつくのが当たり前でしょ!」 などと強気に考える風子が交錯する。

とりあえず3本を伐ってもらって 車で焼却炉まで運んでもらった。

志村ふくみさんだったら この桜の枝で美しいほんのり桜色の草木染ができたでしょうに・・と エッセーを思い出した。

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「あら、 まあるく上手に刈り込んだのね・・・」 と通りすがったご近所さまのお褒めの言葉。

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裏に有る二階まで届いてお隣にかかっている枇杷の樹は 沢山の実をつけているし ヤマボウシはまだ真っ白な花が満開なので もうしばらくご近所さまには我慢していただく事にした。

侘助や椿は 風子でも手が届くので 今日もせっせと伐った。
植木の切り方も 最初の頃は本を読んだり調べたりして気を使ったが 最近はやたらと伐るので 運がよければ来年も花が咲く・・・という事になっている。

汗びっしょりで シャワーと思ったが 体中がちくちくしているので 明るいうちにお風呂に入る事に。
温泉に行って 太陽の下で露天につかっても平気なのだが わが家で陽のあるうちから・・・は ちょっと気が引けたが・・・。

窓から注ぐ日差しが壁に窓を映す。
緑のつたまで映して もうひとつ窓があるような錯覚をしてしまう。

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こんな 美しい光景に気がつかなかったのは なんと勿体無かったのだろう。 

もうこの歳になると 元気で居られる僅かな時間を 「何でも有り・・・」 で生きたいし 束縛されず 出来れば主婦も返上したいのだ。

のーんびりと 写真を眺めていたら 

20年ほど前に亡くなった母が植えたまま 情け無い花をひとつつけただけの芍薬が どうしたわけか 今年はあれよあれよと言う間に見事な花を咲かせ 記念に撮っておいた写真が 鮮やかに目を引く。

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今は もう花は枯れて 庭には大株になった艶やかな葉が 小ぶりの花に日陰を作る。

来年は いくつ花をつけるだろうか・・・?

風子は 元気でいるのだろうか・・・?

「明日のことは解らないよ 」 と 母の声が聞こえたような気がした。

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