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2012年2月29日 (水)

会えたらいいね・・(581)   雪 ・ 椿

明日は  雪・・・・・・

そんなニュースを聞きながら 眠りについた

朝 ドアを開けて 外を見ると  真っ白

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庭の椿は・・・・と ガラス越しに様子を見る

細い枝が 重みでピーンと跳ねると

咲き始めた一重のうす桃色をした小ぶりの花が のぞく

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庭へ降りようと 履物をつっかけてから  

「まてよ・・・、危ない危ない」 と 部屋に戻る

先日 お願いしてあった荷物の中に 固く閉ざした椿が一枝
どうぞ 枯れないで・・・、と水切りして 青磁の一輪挿しに挿しておいた
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心もち膨らみかけていたので 助かった・・・、と ほっとしたが
今朝は 開き始めている

包みの中に入れてくださったCDのピアノの音が 優しい雨音のように胸に響く

「少しずつですが 春の足音が聞こえるようになりました。 
            音楽でもききながら 体と心をやすめてください」 と。

添えられた写真に 「八重椿 咲きてかすかな 春を聞く」 の文字。

お会いした事も無く お米を送って戴いている方。
多分・・・・・、 お仕事をなさりながら 減農薬でお米を作ってらっしゃるよう。
ご苦労もお有りかと いつも感謝してお願いしている。

昨年は お米の種類が変わってしまったけれど
今年は 私の好きな「ミルキークイン」 を再開するという。

お米を戴きながら 「人となり」 が偲ばれて 噛みしめると甘い。

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さあ! 明日からは 晴れて床を離れることができるのだ。

桜の咲く頃は 「自由の身」 になる筈。

「お外さま 復活!!」  まで 間もない。

 

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2012年2月26日 (日)

会えたらいいね・・(580) スプリング・エフェメラル (春の妖精)

「すぐそこの曲がり角のむこうに スプリング・エフェメラルが 見え隠れしているの。
クリーム色のオーガンジーのドレスが ちらっと見えたもの・・・・・」

そんな手紙を書いたら 友人は何というのかしら・・・・。

「入院している間に やっぱり心配していたとおりになってしまったのね・・・」 と。

ひとりで想像しておかしくなって 口元が緩んでくる。

(ほんとうは 春に先駆けて 野山に咲くカタクリなどをいうのだけれど・・・・・)

暮にぎっしり植え込んだアリッサムも 水不足なのか霜に負けてしまったのか 枯れ草になってしまっている。
冬の間 放っておかれた草花が 人の気も知らずきっと気分を損ねてしまったのだろう。

事情を説明したら 元気を取り戻してくれるだろうか・・・?

水仙はまだ蕾もつけていないけれど チューリップの芽が 辛うじてとんがった頭をやわらかな土の下から覗かせ 春の近づいて来たことを知らせている。

入院のお陰で 寒さ知らずで冬眠したままで1,2月は終えてしまうけれど ベッドから離れられるのももう直ぐ。
大袈裟に 「寝ていないと車椅子になる事もありますから・・・」 と脅かす担当医の言う事を 日頃の風子らしくなく神妙に聴いていたけれど 待ちきれなくて 「もう大丈夫!」 と起き出している。

そう・・・・・・、   確かに夢の中で スプリング・エフェメラルに会ったのだ。
あの 水玉模様のワンピースの女の子と一緒に。

   「わたしのワンピース」    えとぶん=にしまきかやこ

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娘が仕事をしていたので いつも子守をおおせつかっていた。
毎日 読んで聞かせる絵本の中で 特別お気に入りで 一日に何回読ませられた事か・・・・。

必ず BGMの 花・花ーー「さよなら大好きな人」  を繰り返して聴きながら

http://www.youtube.com/watch?v=0TS_VufuhQg&feature=related

まだ言葉が上手に使えなくて 舌ったらずで・・・・・・、
意味も わからずに。


先日 孫に 「あの本ある?」 と聞いたら 届けてくれた。
小さな手で描いた落書きも 小さなしみも折れ曲がった跡も 当時を思い出させてくれる。
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「落書って いいな~~」 とクレヨンの跡をなぞってみる。

この春は 生意気な中学2年になる。






 


  


 

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2012年2月23日 (木)

会えたらいいね・・(579)  久しぶりの通院

冬至からは 日毎 畳の目ほど陽が延びる・・・という。
もう60日あまり・・・と日数にかけてみる。

どの位延びたかは解らないけれど 障子越しの日差しは確実に強くなっている。 
3月の気温だと天気予報は 言っていた。

ご無沙汰していた通院が気が気ではなかったが ベッドに張り付くように言われているので 薬だけ取りに行ってもらっていた。
保健所へ提出書類の期限が来ているので 許可をもらって昨日日本橋のクリニックまで出かけた。

「空いている時間帯にしてくださいね」 という指示のもとに 慎重に出かけたが 歩くのも心許ないうえ 電車の乗り降りは 体を曲げる事が出来ないので足元が見えず 慎重に慎重を重ね 本当に心身ともに高齢者気分だ。

暮れから見たかった映画がまだ上映されていたので 内緒で帰りには銀座まで出る予定でいたのに とんでもないことで 青空に久々の都心のビルを見上げるのも眩しく 疲れた。

入院している間は 一日1300カロリーの食事はついたが 退院してからは買い物も儘ならず 家人の買ってくるパンやとりあえず空腹を満たすもので 体重ばかり増えて参っていた。

思いがけず早めに診察が終わったので 友人を呼び出して食事に付き合ってもらおうと思ったが 携帯がない!

「重いものは持たないように、重さで潰れますからね!」 と言われている事も思いだして 出がけにバッグを変えた時に カメラと携帯を入れ替えてしまったらしい。
携帯が無いと連絡の術もなく うろ覚えの友人の自宅へかけてみたら 運よく在宅で 出てきてくれた。

ところが いざ食事・・・となると 食べたいものは無いのだ。
極秘入院(笑)で誰にも連絡しなかったので とにかく人恋しくておしゃべりがご馳走だった。

「どうして知らせてくれなかったの? 食事を作りに行ったのに・・・」 
と叱られたが いくら旧知の仲と言えども 重病人ではないのだから そこまでお願いは出来ない。
「ワタミの宅配を・・・とも思ったけれど 申し込み日や開始日の日程を考えているうちに 今日になってしまったの、まもなく起きられるから大丈夫!」

結局 二人は 「家族は 当てにされても当てにならない」 という事で一致。

帰宅者で電車が混む前に 別れた。
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わが駅を降りると 2ヶ月ぶりに見る夕闇の灯りが懐かしく目にしみた。

帰り道のスーパーへ寄って お惣菜を見ていたら ホーレンソウの胡麻和えが食べたくなり 手っ取り早い冷凍ホーレンソウを初めて買ってみた。
思ったより歯応えもあって 胡麻を炒ってすり鉢で摺っていると いままで毎日億劫だった料理も 自分の味で食べられる事が嬉しかった。

ついでに買った冷凍かぼちゃで スープを作る。
わが家は 皮まで使うので鮮やかな黄色にはならないが栄養だけはたっぷり。
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自由に外出できるまで もうちょっとの辛抱。
あちこちの美術館や催事が 呼んでいる。

寒さ知らずの なが~~い冬だったけれど・・・・。  

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2012年2月17日 (金)

会えたらいいね・・(578)  誕生日

先日 誕生日を迎えた。

嫌でも巡って来るのだから いつもは 何も考えず 子供や孫からのプレゼントだけを楽しみにして 重ねる歳に何の拘りもなかった。

けれど・・・・、今回だけは 滅入ってしまった。

11月からの 咳が治まらないうちに 今回の入院。

しかも 骨粗鬆も関係あるようだし・・・・。
入院の時に 担当医は年齢を見て 「若ければ 2,3ヶ月 寝ていて欲しいところですが 年齢的に 寝ている事の障害も有りますから 早めに出られるように考えます」 と。

足腰の衰えだけでなく 心肺が 動かなくても良い と思ってしまうそうだ。
もうひとつは 言わずもがな・・・・で さすがに口には出さない。

いやというほど年齢を意識させられ 「そうか・・・・、そういう歳なんだ・・・」 と 能天気に日々出歩いていた自分だったけれど 一般的にはそういう見方なのだ・・・と思うと おとなしくしないと 「ほら見たことか!」 なんて言われかねないな~~と 淋しくなった。

孫からは 力作のバースデーカード。

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手の込んだ立体カードに よく見たらしっかり年齢を書き込んであるから 笑ってしまう。

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宿題そっちのけで ママに叱られながら 一生懸命創ってくれたのだろう。

還暦を迎えた時に 「ばばちゃん 何歳?」 と言うから 「今日からは 一歳ずつ若返っていくの。 さてHちゃんと同じ歳なるのは 何年後でしょう?」 と言ったものの 自分で解らなくなってしまった。

「そんなの簡単! 計算知らないのォ・・・? 二人の年齢差を 2で割ればいいんだよ!」 と教えられてしまった。

毎年変わるわけではないけれど 今回も 計算してみた。
そうか・・・・、その頃は 孫もママと同じ年齢になっているのだー。

「あ~~、やっぱり 生きてなーい!!」 

その日も 風子の腕の皺と弛みに触っては 「柔らかくて 気持ち好いね!」 と孫は楽しんで帰っていった。





 

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2012年2月12日 (日)

会えたらいいね・・(577)  玉川温泉

もう何年前のことだったか すっかり忘れてしまっていた。

毎日 ベッドの上でテレビ漬けになっていたので いやおう無く飛び込んでくるのは 雪、雪・・・・。

ふと 当時の辛かった日々が思いだされ 現場を見ていると 人事のように思えず胸が詰まってくる。

今回は寝ているのが辛いだけで 動けないのでこれという特別な痛みはなかったが その頃は毎日がリウマチの疼く痛みを薬では押さえ切れず 寝返りも出来ない夜が続き 藁にもすがる思いで玉川温泉に予約を入れた。

本館の方は 半年以上も予約待ちで 新玉川温泉なら一週間ほどは宿泊できたので 帰りには楽になって戻る事を期待して出かけた。

ナースが常住していて 病状に応じて何種類もの温泉の入り方のプログラムを組んでくれる。
癌に効果があることで有名だが それ以外でもアトピーや持病のある方が多かった。

「好転反応」 と称して 皮膚に小さな紅斑が無数にできる。
使用している薬は切った方が望ましいという事で アトピーの若い女性はますます湿疹が増え辛そうだった。
一時期を乗り越えれば・・・・ということだったが 耐え切れず 彼女は中止して帰っていった。

風子も 痛み止めは使わないで 温泉の効果に期待を賭けていた。

昼間は 希望者は マイゴザを丸めて抱え 雪上車で本館まで連れて行ってもらう。
本館は古く 継ぎ足しの宿で とても足に不都合のあるものにとっては狭い階段の上り下りは辛く 一度入浴しただけで 止めた。

効果のあるのは岩盤欲ということで あの事故のあった小屋に隙間を見つけて体を横にする。
殆どが小屋から溢れて 湯気が立ち昇るところを見つけてはマイ茣蓙をひいて 見得も外聞もなく横たわる。
まさに ホームレス状態そのものだが 地熱で雪の冷たさも感じなかったが 寝転んでいる脇を歩く人達の 上からの目線に耐えられず 自分の部屋に帰って 話す相手もなくひたすら籠もっていた。

当時から絵を描くのが好きで スケッチブック持参でいったので 決められた入浴時間以外は 窓から見える雪景色を描いていた。
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お世辞にも 好い絵とは言えないけれど 当時の辛かった日々の記録で 未だに捨てないで残してある。
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裏を返したら ’03、3、4 とある。
遠い昔のように思っていたけれど 9年前のことだった。
辛かった想い出は 遥か彼方に遠ざけたかったのかもしれない。

今は 多少の不便はあっても 新薬のおかげで 当時 想像すらできなかった寛解状態を維持して これからの不安も感じないで居る。

風子にとって玉川温泉は 効き目が無いどころか悪化させてしまったが  一抹の体調快復を願って岩盤浴に出かけ 事故に遭遇してしまった方達の胸の内を思うと 無念だった事と 今年の豪雪にやり場の無い哀しさがこみ上げて来る。


お外さまの風子なのに外出できず かといって買い込んだ本も読む気になれず もう暫くの我慢と カレンダーを眺めては一日が過ぎていくのを待っている。

更新もないブログに訪れてくださるかたに 感謝の日々。

障子越しの日差しは 春の息吹を感じるけれど 天気予報は 寒波到来のニュースばかりで 三寒四温・・・とは まだまだ行かないのかな~~と思っている。

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2012年2月 8日 (水)

会えたらいいね・・(576)  確定申告 医療費控除

確定申告の時期が近づいて来た。

家人の僅かな年金生活と言えども 勝手に所得税やら国民保険、介護保険など差し引かれているので 少しでも還付してもらわねば・・・と 自分の年間の医療費の領収書をまとめなければならない。
しばらく寝てばかりいた上 コルセットで固められて圧迫され 起きていることが息苦しく辛いが 還付金には変えられないので 仕方なくPCに向かう。

どうして家人は出来ないのだろう・・・? と腹が立つが 天性のやる気の無い人間なのだから 諦めるしかない。

それこそ仕分けから始めなければならない。

3箇所の病院通いに 昨年は歯医者が入って 診察料、薬価、病院までの交通費 諸々を表にする。
枚数にして 80枚あまり・・・。

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本と首っ引きで覚えたエクセルなんてとっくに忘れている。 
オートSUMを使って合計を出したり 表にして色をつけたり見やすくするのだが 根気もないし こうしているうちに骨が圧縮されてくるのでは・・・?と 時々横になってみる。

合計を出してみて 3割支払いでこの金額。
医者の手には10割入るわけで つくづく 医者って儲かる職業だと感心する。

持病で通い始めて17年になる。
副作用であちこち影響が出て 苦情を言ったら 「もともと薬なんて毒なんです。毒には毒をもって制するしかないんです!」 
その担当医とは喧嘩して 他の医師に変えたが 噂によると ある県で主導権を握って活躍していると言う。

どんなことがあっても 診療される側は縋る思いで通うので 年金生活であっても容赦なく請求され 支払うことになる。

もう直ぐ一割負担で済むと喜んでいたが 今回の入院には間に合わず 残念な事をした。

一割になる年齢が繰り上がるとか 暫定二割だとか・・・??
いたちごっこで 一割負担という恩恵にはあずかれない可能性大のようだ。

入院中はすっかり高齢者扱いだったので 何らかの見返りがあるかと思っていたが 改めて 「高齢者だと言う意識をしっかり植え付けられた」 だけで すっかり落ち込んでいる。 

動けるようになったら また「お外さま」になって 気持ちだけでも取り戻したい と ベッドに潜り込んだ。

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2012年2月 3日 (金)

会えたらいいね・・(575)  ミニ掛け軸

病院を出る時に 若いイケメンのリハビリ担当先生との約束

「少なくても一週間は寝ているように・・・・」という指示を忠実に守って ベッドに潜っている。

気が気ではないのは 友人のご好意で 新年から小平にある『永田珈琲店』に掛けていただいている 「ちいさな掛け軸展」 


暮のうちに作品は預けて有ったので 本人が居なくても展示してくれてあるので心強かったし 「しばらく掛けてあるから大丈夫よ」 と言ってくれるけれど・・・・。
いつまでも スペースを風子が独占しているのも申し訳ない。

展覧会といえるほどのものではないので 案内はどなたにも出してない。

「美味しい珈琲ご馳走するから 見に来てね」 と何人かには伝えてあったけれど 本人が出向けないのでは それも無理。

風子としては 手の都合で今は表具は出来ないが 何年か前の創作掛け軸展に出品しなかった小さな作品だけ飾っていただいた。

本紙は 佐藤勝彦、小島寅雄、テキスタイル原画 を使っている。

Photo

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友人は ブログで紹介してくださって 「お客さまが欲しいと言っていたけれど・・・」と嬉しい言葉も頂いた。

http://tomityancafe.cocolog-nifty.com/cafe/2012/01/post-882d.html

寝ていると 「快復したら 何を始めようか・・・、何処へ行こうか・・・」 と夢ばかり膨らむが 「もう何も出来ないのではないか・・・・」 という不安も襲ってくる。

そんな時に 友人が喫茶店に掛けてくれた事は まだ小さな軸なら創れるのではないかと言う微かな希望が沸いてくる。

創作用に買い集めた「古裂」は 箪笥一杯ある。
病院のベッドで天井を眺めていると 「京都や東北へ出向いて骨董やを回って集めた頃が懐かしく 風子にとってはお宝の布も 子供達にとっては 単なるぼろ裂・・・・・」 と悲しくなった。

脊椎に圧がかかって潰れて 後遺症でしびれや麻痺が来ると脅かされているので もう暫くはおとなしくしようとは思っているけれど コルセットで固定されている限り痛みはないので そろそろ体を慣らしていいような気がしてきた。

友人に声をかけて 素敵な喫茶店で美味しい珈琲を頂きながら 骨折の経緯を話したら みんな笑うだろうな~~と楽しみにしている。

 

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