« 2011年4月 | トップページ | 2011年6月 »

2011年5月28日 (土)

会えたらいいね・・(517)  梅雨入り

旅から帰って 少し花を植え替えたと思ったら
P1020881

今日は 例年より12日も早く梅雨入りだという。
しかも おまけに台風まで連れて・・・というから 雨の合間をぬって 今のうち! と 
みずたまり探しに雑木林へ出て見た。

水は 濁り過ぎているし 空が移らないので 写真にならない。
出歩いてばかりでご無沙汰の道は エゴの花が降るように散って 雪が降ったように真っ白に装い ひと時の美しさを投げかけてくれている。
P1020895 P1020885 P1020893

雨に濡れてしっとりとした黒土が ジャガイモの花を引き立てる。
P1020898

いつ壊れても不思議ではない廃墟はどうなっているかと 通るたび気がかりだが 健在で
ほっとする。
映画「西の魔女が死んだ」 の おばあさんが出てきそうな気配。
P1020900

夏に 抱えるほどの百日草を頂いた農家の前を通るたびに覗くが その時依頼 姿を見かけた事はなかった。 今日は・・・?と横から見ると動く人影があったので 「こんにちわー!お花見せていただいていいですか・・?」 と声をかけたら 覚えていてくださって 「留守ても入っていいんだよー」 と返ってきた。

「エンドウを蒔いたけど 皮が固くて食べられないから どうしようかと思ってね・・・。このまま食べると美味しいんだよ」 と 中の豆をくれた。
「美味しいー! 甘いィー!」 初めて生のエンドウをおそるおそる口に入れたが こんない甘いなんて知らなかった。

「これ 何の花?」    「人参を植えっぱなしにしといたら・・・、綺麗だろ? もっと白くなるんだよ」  直径15センチ位のレースフラワーのようになっている。
野菜の花は おまけなのに 主役のように美しい。
P1020906

「留守でも 入って花を切ってっていいからねー、」 と 手元の花を切ってくれた。

豆を袋に沢山頂いて 花を抱えて 大降りにならないうちに 急ぎ足で帰って来た。
雨に濡れた緑がより透き通り このまま立ち止まっていたいけれどそうも行かず 仕方なく明日は泥んこになってしまうエゴの花道を踏んで・・・・。
P1020890 P1020907

今日は 豆ご飯。
P1020916

頂いた花は 道々「綺麗ですね・・・」 と誉めてくださるので おすそ分したらこれだけになってしまった。
P1020915

わが家の花畑は ひとつ扱がないと次が植えられない狭さだというのに 買ってきた苗は まだそのままで雨に濡れている。


 

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2011年5月26日 (木)

会えたらいいね・・(516)  ブナの森へ 二日目 (22日)

夕食後 星空ツアーを予定していたものの 空模様が降ったり止んだりで危ぶまれたが
「とりあえず行きましょう」 ということで 懐中電灯を手に外へ出る。
宿の灯りを背にすると 漆黒の世界で 誰が何処にいるのか手探り状態で 女性3人固まって歩く。

やはり☆は見えない・・・と諦めかけていたら

「あ・・・・、見える! ほらあそこに・・・」
「ほんと! あっちにも・・・・・」 

雲が切れてきたのか 目が慣れてきたのか はっきりとはしないけれど 満天の星!
「あれ、北斗星かも・・・?」 誰かが言う。
「もしかしたら UFOかしら 動きが違うし・・、飛行機ではないし・・・」
子供のようにはしゃいでしまった。

翌朝 目覚ましの音も聞こえず 気がついたら朝の散歩の時間は遠に過ぎていた。
携帯がなり 「Conです。おはようございます」  「??・・・?」 、 「モーニングコールです」 出て行かなかったので気を使ってくださったのだ。

予定の「温身平(ブナの森)」へは 落雪の恐れがあるため 車は進入禁止になってしまったということで 歩いて途中まで行くことになった。

2m余りの残雪の間から気の枝が突き抜けて 生命の強さを感じる。

P1020824

雪が解けると空に向かって延びていくので真っ直ぐにはなっているが 根元はみんな曲がっている。
P1020816

薄いクリーム色の花簪のようなキブシが 昨夜来の雨のしずくを受け 微かに揺れるたびに木洩れ日にきらきら輝く。 (肝心な写真は ピンボケで これだけが・・・・)
P1020827

雪解けの流れが滝になって落ちる。
P1020831

車道上側は手付かずの自然の森
P1020829

下側はところどころ人工林
P1020828

飯豊連峰からの雪解け水でゆっくり流れる玉川は エメラルドグリーンの濃淡の渦を描いて 夢の世界のよう。
P1020838

樹齢200年を超えるブナ 
P1020840

の根元には 実生から育った若いブナがやわらかな葉を覗かせている。
P1020844

山葡萄らしいが・・・・、
P1020851

これで↓ 何故通行止めになったか納得。
地熱と木の力で 残雪の間に隙間が出来 崩れ落ちるのだ・・・。
人が通れるほどの隙間になっている。
P1020839

「きてくろ館」 により 横川ダムに沈んだ村の話を聞いていたら
写真集「おばあちゃんは木になった」 というダムに沈んだ徳山村の話を思い出していた。
みんな 何かの犠牲の元に 成り立っているんだな・・・・と。
P1020859

上杉神社、御廟 へ参拝し帰途に着いた。
P1020865 P1020860

お土産は 山菜
P1020868

左から ① ミズ は お浸しに
     ② うるい は 卵とじと味噌汁に
     ③ 行者にんにくは 刻んで オカカとお醤油で お豆腐に
     ④ 赤こごみは 胡麻和えに・・・、(青こごみと違って ちょっと固かったぁ)

次回は ブナの森に入れることを祈って 再挑戦の日を楽しみにしている。

「雨が降っても 風が吹いても 泣いても笑っても 今日が一番好い日 」 の旅だった。

 






| | コメント (10) | トラックバック (0)

2011年5月24日 (火)

会えたらいいね・・(515)  ブナの森へ 一日目 (21日)

人間は 強く感動すると言葉に表せないものだなぁ・・・と つくづく思った旅だった。

先日 21~22日にと 山形の温身の森に出かけた。
帰ってから 直ぐに記録しておこうと書き始めてみたけれど 言葉が出てこない。

友人に「ブナ森へ行く」 と何ヶ月も前から伝えてあったので 「どうでしたぁ・・?」 と聞かれるけれど 「う・・・・・ん、良かったわぁ・・・・」 というだけで 写真を見せたとしても 実感が伴わないし 表現する難しさに戸惑うばかり。

とりあえず 写真だけでも・・・と思ったが その写真が 肝心なところで失敗して抜けてしまい 泣くに泣けない。

21日(一日目) 米沢の駅に集合
迎えてくださった森林セラピストConさんが 4人を車で案内してくださることになり  散居集落へ向かった。

19世紀後半、イギリスの女性旅行作家イザベラ・バードが、「日本奥地紀行」の中で、山形県南部の米沢平野を
「『鋤(すき)で耕したというより鉛筆で描いたように』美しい。(中略)実り豊かに微笑する大地であり、アジアのアルカデヤ(桃源郷)である。」(高梨健吉・訳) と書いているというが まだ 読んでいない。

今は まだ田に水は入っていなかったが 屋敷林に囲まれてたたずむ風景は 
「第1回美しい日本の村景観コンテスト」において、最高賞である農林水産大臣賞を獲得した 田園散居集落だった。

生憎 空模様が思わしくなく 霞んで遠くまで見えなかったが・・・・・・。
P1020808
P1020812

森の中の道にはチップが敷かれ クッションのように優しく 傍らに咲くタムシバも雨に濡れ 重たげな花びらさえも愛おしく感じる。
P1020807

ここはイザベラバードが歩いたと言う越後米沢街道十三峠のひとつ 「黒沢峠」
P1020813
3600段の石畳が2キロにわたって敷き詰められ 磨り減った石畳が当時を偲ばせる。
とりあえず「少しだけでも歩いてみよう」 ということになり ゆっくりと登り始めた。
深い谷を見下ろせる「座頭ころがし」と書かれた標の前にある石畳には 何か悲しい歴史があるようだった。
P1020814
(石碑ではなく 石畳に彫ってある)

足を気遣ってくださるConさんに感謝しながらも 内心「3000段 歩いてみたいな・・・」 と。

帰り道は 感激~~!  
「キバナイカリソウ」 をひとつ見つけたら 有るわあるわ・・・、レモンイエローの花をうつむき加減につけて 雪解けの斜面に 新しい芽をあちこちに覗かせている。
P1020817

いよいよ楽しみな昼食。
雑穀料理を用意してくださって 珍しい料理をひとつひとつを噛みしめながら味わう。
P1020818
説明してくださる方に 「テレビで拝見したような・・?」 とお聞きしたら 「何回か 出演しました」 とのこと。
昔は 稗や粟は お米に混ぜて食べたな~~と思っていたら 同行の方は知らないそうで
時代(年齢)の違いを心の中で苦笑してしまった。

雨が落ちてきて 雪を残して遠くに見える飯豊連峰も 稜線がうっすら霞んでいる。
P1020820

宿に到着して 川を見下ろしながら貸切の露天風呂に浸かり 明日の天気を期待する。

夕食は地産地消の山菜料理、初めて味わう岩魚のお刺身と塩焼き。

早めに床に就いたので 夜更かしの癖がついている風子は 眠れなかったらどうしよう~~と心配だったが・・・・。
明日は いよいよ温身のブナの森へ入れる。
Conさんの頭の中は お天気のことが心配で 明日の予定をあれこれ模索中・・・のようで 申し訳なかった。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2011年5月18日 (水)

会えたらいいね・・(514)  姫川源流~鬼無里へ③

昨日は少し歩き過ぎてしまっので 湿布をべたべた貼って今日に供えたけれど 少々難ありになってしまった。
まあ、何時ものことだから取り立てて悩むほどではないけれど・・・・。

「こんなに稜線がはっきり見えるのは 今年初めてですよ」 と宿の方が言っていたとおり 車窓から見える山々が青い空に映えて 心が弾んでくる。
P1020774 P1020775

今日は 鬼無里奥裾花自然園のミズバショウ。
バスが入れる終点の観光センターで降り なだらかな登り道を30分歩くか シャトルバスで10分だが 自然園の様子が分からないので とりあえず行きはバスにした。

今池湿原に向かって出発。
ところどころの窪みには雪が残り 雪解け水がミズバショウを育てて来たのだろう。
六分咲きと聞いていたが これで六分? と思うほど 遠くまで白く花が広がり 清楚な姿を見せてくれている。
P1020783
P1020782
P1020785


オオヤマザクラが咲き タムシバ(どの木か判らないが)やブナが芽吹き オオカメノキの白い花は まだ咲き始めたばかりで 少し早めかな・・?と思うけれど 贅沢は言えない。

池のほとりで モリアオガエルの卵を探したけれど もう おたまじゃくしになって池にダイビングしてしまったのだろうか? 泡のようなものは何処にも見当たらなかった。
木立が影を映す湖面の白い塊は サンショウウオらしい。
P1020779

ぬかっているので スパッツを着けようと脇道に入ったら 同行の方が「面倒だから ソックスの中に裾を入れれば大丈夫」 と教えてくれた。
雪道の下りはストックをついても怖く 慎重に 慎重に~~~。

一周して 次はこうみ湿原へ。

上に行くにつれ 残雪が多くなってくる。
このコースを先に回った人達が すれ違いに 「ブナ林は入れないわよー!雪が多くて 通せんぼになってたー」
なるほど・・・・・、 やっぱりロープが張られて 立ち入り禁止。
お腹が空いてきたので 雪の上にビニールを敷いて お弁当タイム。
P1020788

こうみ湿原のミズバショウの方が お行儀よく可愛い形が多い。
P1020789

お尻がひんやり冷たく 雪の林を渡ってくる微風が汗ばんだ背中を通り過ぎていく。

ミズバショウ、ミズバショウ、と言っていたのに これだけ多いと 飽きてくるから勝手なものだ。

帰りは歩いて下ろう、と言うことで 早めに自然園を出た。
P1020791

 山側に キクザキイチゲの群落が
P1020796 P1020793

雪をバックに 桜、桜、芽吹き始めたばかりのやわらかなグリーンとの競演で離れがたく 暫し佇んでしまう。 

P1020798 

バス停に着くと 「黄色いミズバショウがあるよ」 と茶店のおばさんが教えてくれたので 時計を気にしながら 林の中を下ると あったー!。

管理してるおじさんがロープを張っている最中で 近くに寄れないので遠くからシャッターを押すが 背中側からなので 黄色い苞に包まれた花が見えず変な形になっていた。
P1020801

「アメリカが原産で 立山から分けてもらって 今は30株ある」 とおじさんは言っていた。
P1020799  

ぎょっ!!! 「何 これ ?」  ひとつが鶏卵大なのだから気持ち悪~~い。
P1020803
「クロサンショウウオの卵」 だそうだ。

せっかくいい気分でいたのに 最後に気持ちの悪いものを見てしまった。

バス出発の時間にぎりぎりセーフで 風子としては 綱渡りのような危ない旅が終わり
帰りは爆睡で バスの中はシーンとしていた。

週末は 山形の温身の森を訪ねる予定で 今度こそ本物のブナ林に会えると思うと あれこれ想像して楽しみで 子供みたいに心が落ち着かないでいる。





 

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2011年5月17日 (火)

会えたらいいね ・・(513)  のんびりハイキング・・姫川源流~鬼無里へ②

青木湖から 親海(およみ)湿原を経て 姫川源流へ向かうことに。

黒文字の黄色い花、P1020743
モミジバ苺の白い花にカメラを向けていたら 置いていかれそうになり 慌てて追いつく。
足元には 濃い紫のスミレサイシン、ぼやけた薄紫のタチツボスミレ、米粒ほどのツボスミレ 膝をついて撮る小さな花が撮りたいのにみんな取り損なってしまった。

ミヤマハコベは 5枚の花びらが二つに分かれて10枚に見えるが 小さすぎて気をつけていないと 通り過ぎてしまう。 P1020752
 

ブナの木肌には 熊の爪跡がくっきりとあって 熊がどんぐりを採りに登った森の様子がよくわかる。
P1020746

青木湖を通り過ぎて いよいよ期待の湿原だ。

湿原を囲む山々は 淡いやさしい色に包まれて どんな絵の具を使ったら表せるのだろう・・・と眺めていると 山が揺れてぼやけてくる。
悲しい時でも涙が出ない風子なのに なんだか可笑しい。
P1020753

「バイカモが咲いてるかしら・・・・? とガイドさんにお聞きすると 
「もうとっくに咲いていていいんですが 今年は全く・・・」  
「え~~っ、咲いてないんですかぁ」 がっかり。

代わりに 親海湿原では 思いがけない花「ミツガシワ」を見ることが出来た

遠目には 白い花が咲いているとしか見えないが 一本の茎が水面から浮き上がって小さな花をいくつもつけ その一つ一つが小ぶりの時計草の花びらのようで愛らしい。
P1020756 P1020757 P1020758

この群生は 信州大学の学生達が水の中に入り スギナなど取り除いてここまで増やしたそうで これほど咲いている湿原は少ないようだ。

姫川源流湧水は 日本の名水100選のひとつで 澄んだ空気と水の長野県が羨ましい。P1020765

バイカモを見ることが出来ず残念だったが ニリンソウが真っ白に埋め尽くし 覗きこむとネコメソウが・・・、後ろのほうで 「本当に猫の目みたいね!」 と声が聞こえる。
P1020764 P1020763

宿へ向かう道の庭先には シラネアオイが咲いていた。P1020767

明日は 鬼無里のブナ原生林と81万本(あった)と言われるミズバショウが楽しみだ。

手首を保護するために クッション性のある新しいストックを買ったけれど 効果はなく やはり無理しすぎたようで 明日は雪道を歩けるかと心配になってきた。  

| | コメント (5) | トラックバック (0)

会えたらいいね・・(512)  のんびりハイキング 姫川源流~鬼無里へ①

姫川・・・・・・、

もう何年前になるだろう
自由に歩けなくて 一人で気ままな旅に出ていた頃 白馬駅の近くに宿を取った。
ホテルの方に 「近くに写真家が集まる景色のいい場所が有るよ」 と教えられて行ってみたところは 姫川だった。
カメラを持たない旅だったので 記録にはないが 清流に架かる小さな橋の上に 暫くたたずんでいたことを覚えている。

ツアーの案内に 「春の花々をめぐるのんびりハイキング、・・・・・姫川源流」 という文字が飛び込んできて 今の時期ならバイカモが咲いているはず・・・・と、早速申し込んだ。
鬼無里の水芭蕉より それが目的だった。

絶好のハイキング日和、 バスは 一路目的地へ。
ヤマフジ 桐 の紫、 ニセアカシアの白い花が咲き 
バスの窓越しの左には南アルプス(?)甲斐駒ケ岳 前方には八ヶ岳らしいが 向こう側はバスの中からは撮れない。
P1020725

仁科3湖の近くの駅で現地ガイドさんと待ち合わせ 青木湖でバスを降りてスタート。

3年前に 息子家族と白馬からの帰りに立ち寄ったが 少し歩いただけで もう一度歩きたいと思っていた。

鶏のトサカのように上のほうだけ赤く染めた奇抜なヘアースタイルにピアスのガイドさんは
「指で示す方向に 33観音さんがいます。あっち!と言ったら見過ごさないようにみてください。坂東札所を全部回った事になりますから・・・」 

ハイ! こっち! はい! 上の方! あるある・・・、追いつかない。
P1020728 P1020730 P1020731 P1020732 P1020735

ハイ! エンレイソウ
P1020738
キクザキイチゲ!アヅマイチゲと違いはどこか見分けてくださいよ!P1020734
ハイこっち!P1020739

わあーっ、すごーい! ニリンソウの群落
P1020729_2

みんな感激していたら 「こんなとこで写真撮らなくても まだまだ好い所が有りますから ね。この辺りではお浸しにして食べますよー、こっち! ハイ! 樹の後ろ」

添乗員さんに 「ちょっと早すぎませんかぁ・・?」 と言ったら
「写真のツアーでは有りませんから」 と 冷たいお言葉。(立ち止まる間も無くシャッター切ってるのに・・・、のんびりハイキングって 書いてあったはず)
                 ・
                 ・
                 ・
                 ・        
           「やーぁめた!!」

ハイ! これで 34観音 お参りしました。 結願です。
P1020745_2

まだまだ 続く。 この辺で 珈琲タイム。

そういえば トイレ休憩も水分補給休憩もなかったな~~と振り返る。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2011年5月14日 (土)

会えたらいいね・・(511)  さわやかな風

レースのカーテン越しに 

一度も花をつけたことの無い ヤマボウシを見ている

何も考えず 

陽を受けて透きとおった葉を通して 影を落とし
 
揺れているのを ただ ながめている 

何気ない日常の一瞬が 幸せなのだと 思えてくる
P1020703 P1020705

昨日は 蔓延ってしまった草と花たちを 少々居心地良くしようと がんばってしまった。
その結果 判っていた事だけれど 指も手首も どうしようもなく痛む。

来年になったら どうなるのだろう
花の世話は 誰が するのだろう

「綺麗にしてるわね・・・、」 お向かいさんが言う。

「お宅は先見の明があったわね、早めに庭をガレージにして草取り要らないものね」 と私。

「私 センスないし・・・、お宅ので楽しんでるわ」 元小学校の教師だった彼女は びっくりするほど花の名前も知らないけれど さっぱりしていて気持ちの良い方。

「キンギョソウ、 仏さまに供えるのに 毎年植えるのよ」
P1020696
「アブチロン だいぶ前 1m位まで大きくしたのに 一気になくなったから また買ってきたの 何処まで育つかな~~?」
P1020691
「植えた覚えないのに 何でしょうね! 今年はよく咲いてる」
P1020692
「これ ツタンカーメンって言うんですって、 ツタンカーメンのお墓から出てきたというけれど ??ね! 豆ご飯にすると紫になるというけれど 育て方が下手で毎年種がやっとなの」
P1020693
「これ豆? 」
「う~~ん、豆って言えば豆だけど スウィートピーよ。香りいいでしょー」
「あら! ほんと いい香り!!」 花に顔を近づけて
P1020697

雑多な庭が好き・・・ということを理由に放っておくので 生存競争が激しく 弱いものはあちこち住処を移動して ブーケをつくってご近所にプレゼントしていたドイツスズランも 縁の下に逃げ込んで可愛そうな事になっている
P1020701

つるバラも延び放題で 壁に沿って手が届かない処まで
P1020707
足元の 母子草とアジュガを踏みつけないように 注意
P1020711 P1020700

名前を思い出せない・・・・ハクロニシキだったかな~~?
今年は虫にも病気にもかからず 乳白色の葉が揃った
P1020698

狭い庭に植えられた草花は お互いに切磋琢磨しながら生き延びているようで 

「偉い!!! ☆☆☆」  

  

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年5月 9日 (月)

会えたらいいね・・(510)  花、花、花

母の日に 花を贈るようになったのは いつ頃から始まったのだろう・・・、

子供の頃は 母の居る子は 胸に造花の赤いカーネーション、亡くなった子は白い花を胸につけ 「ありがとう」 という感謝の気持ちを表した。

小学校時代のクラスメイトは 列車の脱線事故で母親を亡くしていた。
同じ列車に乗る筈だった私の母は 朝方 突然の胃痙攣で列車に乗ることが出来ず 難を逃れたと言っていた。
母の日に 赤いカーネーションをつけることが 子供心にも 彼女の寂しさを思うと胸が痛んだ。
母の日は そんな遠い記憶がよみがえってくる。 

庭に咲いている色とりどりの花を母に供えて 生前には言葉に出来なかった 「ありがとう」 を 愚痴と一緒につぶやいていると 「もう少し生きていて欲しかった」 とこみ上げてくるものがある。

3人の子供達が届けてくれた花が カーテン越しの日ざしを受けて 部屋を一層明るくしている。
毎年 この時期は花でいっぱいになるが プレゼントの花も個性があって 性格が現れている。
P1020659 P1020660

P1020668 P1020671

P1020677 

それにも増して 今年はうれしいことが重なった。

注文してあったお米が届いて(生産者から直接送って頂いている) 箱を開けてみたら 蕾がひしゃげて数本入っていた。
先日 「こちらでは(兵庫県加美市)5月8日には 高い山に登ってシャクナゲを採って 先祖に感謝の気持ちを届けます。毎年 今年が最後かな・・?と思いながら登りますが 今年も登れたので お米と一緒にお届けします」 と言うメールを頂いていた。

宅急便とはいえ 二日間狭い箱の中でお米に挟まれて さぞかし苦しい旅をしてきたことかと 水切りして花瓶に挿した。
今朝になったら 固かった蕾が膨らみかけ 午後には見事に花開いた。
P1020679 P1020680

一緒に入れてくださった 春蘭、すずらん、シャガ も 息を吹き返して 贈り主の心を伝えてくれた。
P1020684

そのうち 挿し木した薔薇も送ってくださると書いてあったので 待ち遠しい。

花屋さんで買った花も 山に咲く花も 美しく好きだけれど 
それ以上に 子供達はもちろんのこと 届けてくださる気持ちが有りがたかった。
 
花に囲まれていると いつも庭に出て草むしりをしていた母の背中が 浮かんでくる。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2011年5月 6日 (金)

会えたらいいね・・(509)  智光山の花を見に 

「ハンカチの木はいつごろでしょうか・・?」 

「そうですね・・、6日頃が見ごろかと・・」

今日は6日。

先日 知人が行ったら咲いていたというので 早くしないと汚れてしまうのでは・・と ちょっと焦ったけけれど 都合がつかなくて今日に。

ちょっとご無沙汰の智光山は 見損なった花もあるけれど まだまだ春爛漫。
新緑の透き通る木々の間を足早に ハンカチの木を目指す。
わが家近くの雑木林とは一味違ってアップダウンが有るし 木の種類も多く木肌を見て歩くのも楽しい。

P1020602
P1020601
真っ白なハンカチは今が見ごろ 
P1020607 P1020605
花木園は ベニバナトチノキ
P1020613 P1020610
コデマリ
P1020621
オオデマリ
P1020623
ハナズオウは終わって足元のヒコバエが可愛い
P1020620
もうひとつお目当てのカラタネオガタマが見つからなかったが 香りに誘われて行ったら ピスタチオのようなその花に出会えた。
P1020616 P1020618
雄しべの赤い椿かと思ったら ゲンキモンというそうで 椿科ではなくキンポウゲ科 というのもびっくり!
P1020626
アセビも もう終わりに近づいて
P1020617
キモクレン
P1020631
逆光だったが・・・
P1020628
バラ園の蕾は固く 前庭の植え込みが彩を
P1020630
モッコウバラのとなりの
P1020639
ツキヌケニンドウは 名前のとおり葉の真ん中から突き抜けて花が
P1020641
ユリの花は今月末と聞いていたので 並木を通り抜けようと見上げたら
P1020634
咲いている!! キラキラとオレンジの花が陽に透けて。
でも やっぱりチューリップツリーといったほうが似合う
P1020636
見逃してしまいそうな小さな花の トサミズキ
P1020647

細い脇道に入ったら カラスの群れが 「ア、ア、ア~~」 「バサバサ!」 と音を立てて
恐怖を誘う。
P1020652

広い道へ出てベンチでおにぎりを食べながら一休みして 駐車場へ向かった。

ウツギはいろいろな種類があるけれど 気をつけてみたら 根元に特徴があって面白い。 帰ってから調べたら 「ツクバネウツギ」 と書いてあった。
P1020658_2


このまま帰るのも・・・、と思い サイボクハムへ寄って 夕食のお肉や野菜を買ってきた。
主婦って 何処へ行っても食事の仕度が付いて回って 全てを忘れて楽しむことが出来ない宿命なのだ! と。

たまには 「食事の仕度が出来てます」 なーんてメールが欲しいな・・・・。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2011年5月 1日 (日)

会えたらいいね・・(508) 快適な日々って

「まだ 20年も生きるつもり?」 冗談で言っているのは解っているが 胸に応えた。

オール電化にしているわが家は この時期肩身が狭い思いをしている。
好きで電化にしたわけではなく 手が自由に使えない身にとっては ガスの炎が怖く コンロから重いお鍋を移すのは辛い。
IHなら滑らせれば良いだけで 電磁波のことも考えたが 料理も簡単なものしかしないので コンロが古くなったのをきっかけに 危険度の少ないIHに変えた。
それと同時に 23年使ったお風呂もエコキュートにして 電化上手の深夜料金で間に合わせている。

ちなみに 光熱費は ガス代はなく電気代のみで 少ない月は6000、-くらいで済んでいる。

先日 地震後のご機嫌伺いをかねて メーカーが「太陽光」の話を持ち込んできた。

エコキュートにした時も太陽光は考えたが かなりの出費になるので断った。
それが再燃し メリット、デメリット を調べて 約20年で回収できるという話を家族に始めた途端 この言葉が返ってきたのだ。

http://ecoliving-demerit.net/

家の耐用年数、わが寿命の事を考えると 余った電力を売ったとしても 初期費用を回収するには約20年 プラスに転じる見込みは薄いが 太陽さえ出ていれば 日中はマイ電力でほとんど賄えるし 停電しても冷蔵庫、テレビ、炊飯器くらいは 非常用に繋げば凌げるらしい。
原発はもともと反対だったので 恩恵にあづかる度合いを少しでも減らせるには・・と考えてみた結果なのだけれど。

太陽光にしている友人は居ないし 営業マンは「何年か前から太陽光にしている」 といって 一年間の電気料金と余った電量を東京電力へ売った数字を見せてくれたが・・・・。

新築だったり年齢が若ければ・・・の話で 「まだ20年生きるつもり・・・?」 が耳に残って気持ちが晴れない。

こんな時は散歩!! と 思い直して 雑木林へ出る。
曇り空で木漏れ日は無く 気のせいか 緑が少し濃くなって感じる。
P1020563

山つつじがあちこちに
P1020566
父が25年前入院していた病院は 巨大な老人病院になり 庭は桜草が満開で 甘い香りが遠くまで漂ってくる。P1020568 P1020570

山野草の実生から育てているお店に寄り 「白雪げし」 と 「露草」 を買った。
いつもこのお店の前を通ると・・・・・、 ではなく わざわざ遠回りして眺めるのを楽しみにしている。
P1020582
結局 わが家へ持ち帰ることになってしまうのだけれど・・・・。
先日も買った「白雪げし」は 鎌倉のお寺の隅に 可愛く素朴にひっそりと咲いていて感激した花で 今日はその時に一緒だった友人に届けようと また買ってしまった。

降るように咲いているドウダンをカメラに収めていたら ポツーンと手に落ちてきた。
P1020571
両手に花をぶらぶらさせながら 足早に帰途についたが 家に着いた時には ずぶ濡れになっていた。

長生きしたいと思っているわけではなく 手足に負担が少なく 日々快適に楽しく過ごせたらと思っているだけなのだが 元気な者にはわかってもらえず 自分で考えるには頭が追いていけず少し厳しいな~~と。
これも 歳なのかな~~?







 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2011年4月 | トップページ | 2011年6月 »