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2010年4月28日 (水)

会えたらいいね・・(400) ペット葬祭に思う 

先日 6年生になる孫から電話があった。
泣いている。
何事か起きたのかとびっくりしたが 泣きじゃくっていて何を言っているのか良く解らない。

「マロちゃんが可愛そうだ・・・」 という。

マロというのは 5年前に逝った犬で 火葬してもらったが その業者が今問題なっている業者だった。

その時は 「マロちゃんは その業者ではないから大丈夫よ」 と言っておいたが・・・。
昨日 テレビに映った犯人の顔を見て 間違いない! と感じた。

17年の寿命を全うして 最後にはやせ細って 首輪をすり抜けては家出をして 2回も迷犬届けを近隣の市の保健所や警察へ出した。
呆けてしまって放浪し 迷子になって警察に留められたり ゴルフ場の池に落ちていて保健所から連絡が来たり と人騒がせの結果 17年の寿命を終えて旅に出た。

30キロを越える大型犬だったので そのまま土に返す事も難しく 電柱に貼ってあった火葬業者に連絡し 引き取りに来てもらった。

それからが問題は始まった。 お骨が返ってきたのだ。
戒名までついて・・・、と思ったら ワゴン車の中に祭壇が設えてあって ぬいぐるみや造花が処狭しと積まれ 般若心経が流れ お線香が焚かれていて それぞれにお数珠が渡された。
私も とっさの状況に判断できず 「お数珠は自分のにします」 と取りに戻った事を覚えている。

ちょうど 家の前でマロのお葬式になったが その時孫が来ていたのだ。
通りがかったご近所の方まで ワゴン車の前で手を合わせ マロを見送ってくれた。

今思えば異様な光景で ただお骨にして欲しかっただけで そんな事は望まなかったのに
それは代金を取る手段だったのかもしれない。

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その話を知人のご住職に話したら 「犬は成仏できないので 戒名というのは問題だ」 と言われた。

どんな戒名だったかも忘れたが お骨はハナミズキの根元に納めた。

輪廻転生を信じているので その後死んだテリ(犬)は侘助の下に シャンプー(猫)は辛夷の根元に眠らせた。

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お骨にはせず 穴を掘り寝かせて 土を盛り柔らかな小さな山にしておいた。
土はやわらかく盛ってあったので いつの間にか沈んで平坦になっていたので忘れていたが 草取りをしていて 穴になった土に足を取られて 「あ・・・、シャンプーも土に返ったのだ・・・、」 とあらためて青い空に真っ白に輝く満開の辛夷に 思いを馳せた。

時期が来ると花が咲き マロやテリ、シャンプーが花になって会いに来ているように思えて しばし感傷的になったりもする。

確かに業者のした事は許されない。
法規制に被害者の会が出来たと新聞に載っていたが ペットブームに便乗した悪徳商法で 行き過ぎる愛犬愛猫家にも 問題があるのでは?と思わないでもない。

孫には 「マロちゃんの骨ではなかったかもしれないけれど 毎年ハナミズキの花を咲かせてくれ 散ってまた土になる。 マロちゃんが山に捨てられたとしても きっと木が大きくなって緑の葉をつけ 楽しませてくれているよ。それでいいよね!」 と慰めたが 納得してくれた・・・、だろうか? 

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今年 ハナミズキは 通る方が立ち止まるほど 花をつけている。
(どうしてピントが合わないのだろう??)

もう 犬も猫も飼うことはないと思っている。
時々ぬくもりが欲しくなるけれど わが家の犬も猫も天寿を全うして旅立っているので 寿命を17年と考えたら 風子とどちらが先か分からないし 一匹残して逝くことは出来ないな~~と 諦めている。  

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2010年4月19日 (月)

会えたらいいね・・(399) みずたまり

秩父から帰った翌日 やはりこちらも冷え込んで雪になったが うっすらと白くなっただけでいつの間にか雨になった。

天気が変わるのは早く 次の日は青空が広がり ご無沙汰だったいつもの雑木林の芽吹きを見に出かけた。

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また 巨大な水溜りがあちこちに出来 道を塞いでいるので 仕方なく茂みの中に入って歩く。

なにげなく覗きこむと 巨大な水溜りには 真っ青な空が映っている。

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高く空に伸びた山桜は 見上げても花の姿は見えないけれど はらはらと花びらが舞い落ちて小路を飾り 水溜りにも小さな花筏を創っている。

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どの水溜りも それぞれの空を描き 屈折した木の影を落とす。

どんぐりを投げたら 小さな波紋が広がって 足元近くまで大きな輪が寄せてくる。
面白くて 小枝を投げてみると白い雲が揺れ 葉が踊る。

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写真を撮るのを忘れてしまって あわててレンズを向けたら 水が濁ってしまって空がどんよりとしてしまった。

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暫く 水が清むのを待って もう一度仕切りなおした。

子供の頃は 長靴でじゃぶじゃぶと入り 靴下まで泥んこにして 母に汚れが落ちないと叱られたが 雑木林の脇でサッカーの練習をしている子供達は 水溜りなど見向きもしない。

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「面白いよー」 と教えたくなった。 

   

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2010年4月16日 (金)

会えたらいいね・・(398)  雑木林ウォーキング

県主催の 雑木林ウォーキングが始まった。
3,4年前までは参加していたのに 足がどうにもならなくり休んでいたが 最近具合が良いので再開することにした。

電車利用者は 芦ヶ久保 9:15にマイクロバスのお迎えがあり 県青少年野外活動センターまで連れて行ってくれる。
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上がっていく道々は 満開の桜、白いプラムの花、レンギョウ、山吹の黄、花桃の濃いピンクと白、諸喝采の紫・・と 桃源郷に居るようだが センターに近づくにつれ 桜はまだほころび始めたばかりで 一、二分咲きといったところだ。

今日の参加は 天候不順でキャンセルか出て 13名。
説明後 軽い準備体操から始まり お弁当を配られて 出発。

真っ直ぐに伸びた杉や檜の木々の間を通してやわらかな光が差込み 朝の清んだ空気の中を 花を探しながら歩く。

あちこちで キブシが簪のように下がり 名前の謂れが「黄色い藤」 という説もあるのが頷ける。

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ニワトコがブロッコリーのような蕾をつけ まもなく小さな淡黄白色の花が沢山咲くのだろう。

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アカネスミレが紫の小さな花をのぞかせ 

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Dscn4802 耳型天南星(テンナンショウ)が開き 虫を待っている。
漢字で書くと ロマンティックなのに まるで似つかわしくない花で
♂♀があって 受粉の必要の無い♂は 花の底に穴が開いていて虫の出口になっているという。夏の終わりには 真っ赤な毒々しい実をつける。

 






春の妖精といわれるカタクリの花が 紅紫の花をくるりとそらせて あちこちに咲く。
7年~10年かかって 咲く頃は葉が2枚あるが まだまだ一枚のものが沢山あって これからが 楽しみになってくる。

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アズマイチゲ、 センボンヤリ、ヒトリシズカ、 シロバナナガバスミレサイシン などと 舌がもつれるような名前の可愛いスミレも あちこちで楽しませてくれる。

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花が緑から紫褐色エンレイソウを見に栂池へ行くけれど ここでは シロバナエンレイソウが咲いていた。

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山の中腹から見下ろす桜は ちょっとした小吉野を思わせる。

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バスで上まで戻り 一泊して翌朝5時ごろ目が覚めたら 一面の雪だった。

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満開の桜も 雪を被ってさぞかしびっくりした事だろうと 心配しながら帰ってきた。

 

   

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2010年4月12日 (月)

会えたらいいね・・(397)  奈良 最終日

二日間の長歩きで 今日はどうなってしまったかと恐る恐るベッドから足を下ろすと どうした事だろう、大した痛みも無く歩けるではないか。

急いで朝食を済ませ 待ち合わせ場所へ向かう。
昨日ご案内してくださった知人が 解散後 「秋篠寺は如何ですか?」 と言って下さったのだ。
予定では 帰りがけに京都へ回って 法然院の山門前の石畳に落ちた藪椿を見ようと思っていたが 白毫寺の五色椿はじめ椿三昧をしたので 秋篠寺の伎芸天に会えると思うと ご厚意に甘えさせていただく事にした。

先に法華寺を廻ってから・・・、 と寄ったら お茶会が入っていて拝観は午後からになるそうで 秋篠寺へ直接行く事に。

苔生した庭にやわらかな朝の光が差し込んで木々の影が映り 伎芸天に出会うアプローチに相応しい小路だ。

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前に回ったり 横から斜めから 腰を落としたりして お顔を拝観すると 角度によって 慈愛に満ちた母の顔であったり やさしく律する眼差しに  女性の仏様を感じた。
来月の展覧会の入選を こっそりお願いして 当尾の岩船寺へ。

朱塗りの三重塔隅垂木には天邪鬼の木彫があり それぞれが異なった表情で可愛い。
関西花の寺霊場札所に相応しく みつまたが香りショウジョウバカマがあちこちに咲いていた。
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次回は 山門から下に降りて 浄瑠璃時へ通じる道の石仏群を見たいと思いながら
浄瑠璃時へ。

岩船寺もそうであったけれど ここも京都に入っていて 一人で来るには交通の便が悪く 本当に有り難いことだと感謝しつつ 門を潜った。

横長のお堂に九体の阿弥陀仏が東向きに並び 前に浄土の池をおき その対岸に三重塔がある。(修理中だったが)
一体づつの如来が板扉を背にし 壮観だった。

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(灯篭の穴を額縁に 本堂を撮ってみた)

次に向かった円成寺は 屋根が銅版葺きで 本堂から池越しに山門が見える。
本堂の方形に配した四本柱に描かれた菩薩像は 極彩色が褪色しては居るものの 当時を偲ぶことが出来る。

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昼食を済ませて 法華寺へ。

気がついたら カメラは電池切れで 昨夜充電をしなくては・・、思いながら寝てしまった事を思い出した。

本尊の十一面観音も特別開帳中で その前には沢山の善哉童子が並び愛らしい。
琴の演奏などもあったが 雛会式も終わりに近づいていたので 庭園も人が疎らになり ゆっくりと散策した。

西大寺まで送っていただき 近鉄で京都へ出たらものすごい混雑だったが とりあえず直ぐ来た新幹線に乗った。
何とか空席を見つけた。 腰を下ろしたら直ぐに眠くなると思ったが 興奮覚めやらずで 集めたパンフを見ているうちに東京駅へ着いてしまった。

危うい一人旅の始まりだったが ご案内頂いたお陰で 思った以上の素晴らしい3日間をすごす事が出来た。

旅とは 他火であって 他人様の火(釜戸)を頂く事だと教えていただいたが 今回は正にその通りだったと 改めて感謝している。  
  

 

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2010年4月 8日 (木)

会えたらいいね・・(396) 奈良二日目

奈良への旅は 今日の 「明日香を歩く」 が目的。

それに乗じて一人歩きをいれたわけで 昨日のうちに24000歩も歩いてしまって心配だったが 温泉マッサージと湿布のお陰で 快調な朝を迎えた。

10時 橿原神宮前集合だったが 何時アクシデント(初日のような)があるか解らないので 早めに出たら 45分前に着いてしまった。

幹事さんは 既に参加者のHN入りの旗(実は三脚だった)を掲げて待っていてくださった。

三々五々集まって 早めに いざ出発! 甘樫の丘へ向かう。Dscn4597

道々に咲く花をデジカメに収めながら 置いていかれないよう慌てて追いつく。

Photo_2 遠く近く 何処を見ても 待っていてくれたように 桜が満開だ。

Photo_5 甘樫の丘へは 樫原神宮前から徒歩20分ほどで到着。

展望台は 桜が満開で 桜越しに大和三山が望めるが 山はみな同じに見えて 畝傍・耳成・香具山 の 順序が分からなくなってしまった。

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今年は開花は早かったが 先日の冷え込みで ちょうど合わせたように満開になり
春霞 (ではない ピンボケ) の中 飛鳥寺へと向かった。

 

アルカイックスマイルの飛鳥大仏は 日本最古の大仏でこの地から動いてないと聞く。
修理部分が多いので 国宝には指定されなかったそうで 仏さまの撮影が許されていたのでびっくりした。

Photo_11石舞台では 蹴鞠大会が行われていて古代の装束を身に着けた子供達が楽しんでいた。

広場でお弁当を広げたら ポットを取り出し 熱いドリップ珈琲を入れてくださったり お酒まで背中に背負ってきて 皆さんにご馳走してくださって 嬉しいご接待をいただいた。

菜の花越しに見る桜に囲まれた石舞台をカメラに収め 橘寺は通過して 亀石、猿石、鬼の雪隠、俎板を回り 墳丘が復元された高松塚へ。
いかにも 盛りました・・・、と言う感じがして 違和感は否めない。

ここから 飛鳥駅へ一気に向かい 解散。

春の明日香路は 花とお天気に恵まれた長閑な一日となった。

解散後 又兵衛桜をご案内いただき 陽は翳って風が少々冷たくなってきたが 桃の濃いピンクをバックにした桜は 見応えのあるものだった。

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ホテルへ戻って 歩数計を見たら 28000歩越えていた。
家に居たら 10000歩だってやっとなのに 歩けば歩けるではないか・・・??と。

ところが 足が限界を超えて ベッドに横になったら降りることも出来なくなってしまい 
夕食にも出られなくなってしまった。
明日もう一日残っているのに・・、と 途方にくれたが まあ、何とかなるだろうと 眠りに就いた。

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2010年4月 6日 (火)

会えたらいいね・・(395)  奈良 一日目-②

春日大社は 人、人、・・・・で 本殿の前は歩くにも儘ならない混みようで 外国人の方が多く ここは何処?状態。
写真を撮ろうにも 記念写真を撮る人が次々待っていて 諦めた。
朱い建物は どうも撮りたくないというのが本心で 参道に並ぶ常夜灯の緑の方が美しく  その間から首を出し ポーズをとるように じーっとしている鹿が可愛い。

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東大寺へ着き 南大門をくぐり 鏡池を見て 

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三月堂(法華堂)の日光・月両菩薩を 拝観する。
端正なお顔で透き通る美しさに魅了され この場で永遠に向き合っていたいと思ってしまう。
薬師寺の両菩薩も 風子にとっては大切な思いがあって 今回お礼参りに伺いたいと思っては居るのだが・・・。

さすがにここまで来ると もう膝が2月堂の階段を登るのには 絶えられなくなった。

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ここからが歩きたい道で 余力を残しておかなければならばならないので 下から眺めるだけにした。
良弁椿もこの時期は見たいのだが 四月堂の上から覗く勇気も無く 土塀に沿ってゆっくりと足を庇いながら とぼとぼと大仏池から戒壇院にたどり着いた。

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東大寺の最後の目的は なんと言っても四天王で 広目天は特に好きだ。
仏像イケメンツアーのひとつに入っているそうだが 知人の若い頃に似ているが 決してイケメンとはいえないところが不思議だ。
確かに かーっと見開いた厳しい目に会うと 風子も どきーっ とした事があるから イケメンなのかもしれないな~~?? と。

やっと一回りして 知人の紹介の 「黒川本家」で 遅めのお昼に蒸し寿司をいただき 一休みしてから 明日のお弁当に柿の葉寿司を買い 最後の目的 興福寺 「仏頭」 に会いに 国宝館へ。 

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「仏頭」 の前に立っていると 大化改新で 鎌足と中大兄皇子に利用されて入鹿を誅殺の後 弟日向の讒言によって 謀反の罪をきせられ 妻子 部下と共に 山田寺で自決した蘇我倉山田石川麻呂の淋しそうな顔が浮かんで来る。

黒岩重吾の小説に犯されているのか この仏頭の前に立つと 歴史に疎い風子でも 石川麻呂の無念さが思えて胸が熱くなる。

ホテルに着いたら 歩数計は 24441 を示していた。

ゆっくり温泉でマッサージし 湿布を貼れるだけ貼って 明日歩く明日香の道に備えた。

       

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会えたらいいね・・(394)  奈良一日目 -①

昨夜のうちに 今日泊まるホテルのキャンセルが出来 ほっとして眠りに就いたものの 自分で乗り場を確認しなかったとは言え 間違った案内を渡した係員に無性に腹が立ち バス会社へ連絡したら 座席NOは変わるがそのチケットでOKという事になった。

新幹線で行っても どっち道今日は動ける時間は僅かなので そのチケットで再び夜行バスにした。

もちろん今日は乗車位置を確認し 余裕を持って バスを待った。
乗ってみると 意外と乗り心地は良いのだが 隣の2席は2才と幼稚園位の子供で 母親が斜め席に坐って 小声で話はしているが 耳について眠れない。
こんな幼い子供を二人も連れて夜行バスに乗るなんて 今時の若いお母さんは・・・、と一瞬眉を顰めたが きっと帰省なのだろう 二人も連れて新幹線では経費も嵩むし と思ったら 急に健気さに感心してしまった。

雨が窓ガラスを打ち 川のようになった高速を走る音と振動が頭に響き 明るくなってから やっとうとうとしたが 一時間ほどで到着してしまった。

近鉄奈良駅構内の珈琲ショップは7時からで みんな並んで開店を待っている。
一時間ほど時間をつぶして ロッカーへ荷物を預け 小雨の奈良公園を 朝の散歩と歩き始めた。

県庁へ向かうサラリーマンが行列して歩くばかりで 公園内は人も疎らで 鹿がめんどくさそうに寄ってくる。

興福寺、五重塔、北円堂 から猿沢池に下って
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鷺池で浮見堂を眺め・・・、とは言え 工事中で赤い三角やブルーシート、作業員で艶消しこの上ない。

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高畑から志賀直哉旧邸を・・・、と思ったら 門をやっと開ける準備で入れず 少々開いた木戸から垣間見て 新薬師寺へと 向かうことに。

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ここまで来たのだから 白毫寺まで足を延ばそうと思ったが あの階段が不安になってきた。15分ほどで着いたが 萩の時期ではないからひっそりとしていて 刈り取られ両側の萩の変わりに 藪椿が落ち風情がある。

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五色椿にはやや遅かったが こちらも一際華やかに 散っていた。

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石仏を見たかったが これから目的の戒壇院まで足持たせなくてはならないので 割愛し 再び志賀直哉旧邸に戻り 右に折れて ささやきの小路を歩いて 春日大社へ。

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それにしても 殆ど人影はない。
ここまで来ても 雑木林を歩いているなんて・・・、と自分でも可笑しくなってしまった。

 

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会えたらいいね・・(393) 旅の始めに

こんなこと有り・・・? ということから 旅は始まった。

いつもながら 一人旅なのだが 今回は「明日香を歩く」 という企画に一日参加させていただいて 若い頃自転車で回った道を 歩いてみることにした。

足に多少の不安はあったけれど このところ順調なので 万全の用意をして出かけることに決めた。

西への旅は新幹線を利用する事が多いが 今回 「夜行バス」 デビューを決め 時間を有効に使おうと思ったのが そもそもの間違いだった。

トイレに近い席を予約したが 水分を控えたり 眠れないと翌日の行動に影響することを考え 前日も珈琲を控えたり 睡眠時間を短縮し睡眠不足にしておいた。
2体不満足の一人旅なので こういうことはかなり慎重にするのだが・・・。 

当日 23時15分発の40分前に 乗り場27で待った。
乗り場案内には 奈良とは明記されていなかったが チケットとともに渡された乗り場案内には27番と表示されていたので 確信してしまった。

前に着いたバス会社の方に 紙を見せて確認したが 「ここで待ってれば・・?、バス会社は違いますが次に来るでしょう」 と言うことだった・・・、が待てど暮らせど発車時間近くなっても 来ない。
旅先では待つことに慣れているので 「何かで遅れているのだろう」 と内心穏やかではなかったが 乗り場案内を見ながら不安な気持ちを抑えていた。

出発時間を遥かに過ぎてバスが到着した。
「えっ!! 行く先が違う」  慌てて乗務員に訊いたら 「ここではありませんよ」 とのこと。
運行会社に連絡したら 既にバスは発車してしまっていた。

50番乗り場だったのだ。

どうしたものかと途方にくれた。
新幹線だってないだろうし ホテルだって女一人では・・・?と。 
それより自宅へ戻る電車があるかが先決で 仕方なく 重い荷物を押しながら駅へ急いだ。
こういう時は 火事場の馬鹿力と一緒で手足が動くのだから勝手なものだ。
ぎりぎりセーフで やっと最終に飛び込んだ。

翌日バス会社に連絡したら 非を認めて下さって 新たな席を予約できた。

それにしても 息子には 「聞かないで待ってる方が可笑しい」 と言われるし とんだ旅の始まりになってしまった。

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2010年4月 1日 (木)

会えたらいいね・・(392) 朽ち行くもの

雑木林を抜けて 細い農道を300m程行くと 公道に出る手前にこの建物がある。

ここは 農家の庭になっていて 通るのも躊躇するので いつもはUターンするのだが この建物がいつも気になって 通り抜けてみた。

母屋はかなり離れた場所にあって 人気もなく鬱蒼とした大木に囲まれている。
壁は抜け落ち 桟だけになり 所々貼り付けたように残る土壁の色が いかにも風化された時代の経過を物語っている。

煉瓦もしかり 東京駅や横浜煉瓦倉庫の年を経た風合いは 新しい物がどんなに競っても出すことの出来ない年輪を感じて好きだが これとはまた異った美しさなのだ。

朽ち果てた建物が好きで 壊れて今にも崩れ落ちそうな不安定な美に 惹かれる。

この建物もまもなく風化して崩れて行くか 危険と感じて取り壊されてしまうのかもしれない。
持ち主は 何と感じているのだろうか・・・。

ひとの庭先で うろうろとカメラを傾けているなど 見つからないように急ぎ足で 前後して慌てて収めた。

ゆっくりと スケッチでもして 木炭で描きたいな・・・と。
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