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2008年12月31日 (水)

会えたらいいね・・(298)  夜汽車

Img184 夜汽車に乗ったこと ありますか?

最近 夜汽車に乗りたくて いろいろ調べては 一人旅を思い巡らせている。

何年前になるのだろうか・・。
そう・・・・・、かれこれ40年以上も前のことになるかもしれない。
今は もう遠く旅立ってしまった友人と 京都へ旅をした。
東京駅から 二段ベッドの上下をとり どきどきしながら 初めての夜汽車に乗った。
二人とも まだ独身で 職場も東京駅に近かったので 仕事を終えたその足だったようなきがする。

京都の 何処を歩いたのか何を見てきたのかも 記憶にない。
高校時代からの友人と一緒だったが お互いに初めての経験に胸がときめいて 眠れなくて寝返りをうつ上段のベッドのきしみが気になった。 

今でも記憶に残っていて なくなった彼女の思い出とともに 懐かしい。

そんな 経験をもう一度してみたいと思っている。

今は いろいろな列車が出ていて まるで動く個室で ロマンティックな旅になりそうな予感がする。

★ 「走るホテル・カシオペア」 上野~札幌
   「北斗星」  上野→札幌 
★ 「トワイライトエクスプレス」  大阪~札幌
★ 「サンライズ出雲・瀬戸」  東京~出雲市・高松
★ 「あけぼの」  上野~青森
★ 「北陸」  上野~金沢 

   これらは 個室つきで 料金も高く 調べたらかなり先まで 
   予約が入っているそうだ。

★ 「日本海」 「能登」 「ムーンライトながら」 「ムーンライト越後」 
   「はまなす」 「きたぐに」 などは 2・3段ベッドやリクライニングなので
   とりやすいようだ。

いづれにしても 夜行の一人旅は少々心細く 相手を探すのが先決。
風子のように 勝手気ままに うろうろできる友人は・・・?と思うと   
「居ない!」  

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2008年12月22日 (月)

会えたらいいね・・(297) 散る故によりて

今朝は 久しぶりに早めに起きた。

それでも 新日曜美術館を見終わるまでは ソファーにへばりついでいるから 何てことはない いつもと同じ結果になってしまった。

庭へ出てみる。
狭い庭を アメジストセージ、チェリーセージ、ウィンターコスモス が 秋口から 咲きたい放題、伸びたい放題に 我が物顔に陣取っている。

花数も減って 紫色のセージは グレーがかって だらりと花をながーく伸ばしている。
クリーム色のはなびらを太陽に透かせて 青空に向かって咲いていたウィンターコスモスも 花は小さくなり まだ蕾はついているが あわれになった。Dscn1285

切るべきか・・、いつも迷う。
花があるうちは 命を絶つようで思い切って出来ず 温存しては 来年の花を遅らせてしまう。

草毟りをしながら 邪魔な枝だけ手折っているうちに 結局 思い切って詰めることにした。Dscn1315

折る度にハーブの香りが漂い 二坪ほどのスペースしかないが ハーブガーデンにしたら きっと夏の水遣りが楽しくなるにちがいない。
最近終了した テレビドラマ 「風のガーデン」 のように・・・。

Dscn1298 紅の山茶花、白の侘助が咲き乱れ そして もう直ぐ 紺紅の侘助も追いかける。
紅梅も いつになく小さな紅の蕾をたくさんつけている。

春の花が咲くまで 楽しめる。

「何れの花か散らで残るべき 
     散る故によりて 咲く頃あれば 珍しきかな」 

 ・・・・・・・・  なーんて こじつjけたりしている・・・・・・・・・・

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2008年12月16日 (火)

会えたらいいね・・(296) 作品展

『七人の会 作品展』

旅先へメールが入って来たのは 11月半ばだった。

「急に ギャラーが お借りできることになったので 如何ですか・・?」 というお誘いだった。
K先生の下で 絵を習い始めたのは 6.7年前で みんな辞めてしまってはいたが その頃の仲もで 年1.2度集まっては 交流会をしていた。

「いつか展をしたいね」 とは話していたけれど こんなに早く実現するとは思ってもいなかった。

二つ返事で OKしたものの 最近 描いていないので 出品するものがない。
仲間は 県展出品の絵を・・、と言ってくださるが こじんまりとした画廊喫茶なので 展示するスペースをかなり使うことになり 申し訳ないので 急遽下絵に描いた20号を手直しすることにした。
この絵は 出品した絵よりも 本人は気に入っている。
逆に これが気に入っていたので 大きく描いて 出した・・・、ということになる。

懐かしい絵を出して 絵を描く楽しみを 久しぶりに味わった。

そして 今日は搬入。

画廊喫茶 狭山ヶ丘駅前の 『心の風景』
マスターご自信も 写真や絵を描かれる方で 終始笑顔をたやさない穏やかな方だった。

今時 無料で使わせてくださるなんて ほんとうに有り難い話で マスターには失礼だったが  理由をお聞きしてみた。

「壁に絵があるということは 心が和むし お客様も楽しんで下さる。 出品者にも喜んでいただけるので・・」 とおっしゃる。
それは 見に来たお客様が飲食することで 双方に喜ばしいことだけれど なかなか無料で・・、という場所は少ない。Dscn0573_2

風子は この土地には 友人が少なく お誘いする方もいない。
東京方面から 1点の絵を見にきていただくのも申し訳ないので  風子自信が せっせと通うことにして 今日は 搬入で珈琲をいただき また 夕方には 食事に出かけた。

マスターのご好意に 少しでも報いなければ・・・、と思っている。

搬出の日は 集まって忘年会になっていて それもまた 楽しみだ。

     16日~23日まで  9:30~20:45 (定休日 日)

                              

 

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2008年12月15日 (月)

会えたらいいね・・(295) 欠礼はがき

note もう いくつねると お正月・・・、

そんな声がどこからか聞こえるころになると こころが 落ち着かなくなる。

一番 頭にこびり付いているのは年賀状で 毎年 今年を最後にしようと ぎりぎりに書くのだが 年末になると また 今年で・・・、と踏ん切りをつける勇気がない。

Dscn1264 それにしても 年々 欠礼はがきが増えて あの方も・・、あら、ご主人が・・、と 急いで電話でお悔やみを言ったりしている。
本人よりも ご主人に先立たれた方がやはり多い。

彼女達の胸の奥は 知る由もないが 表面的には びっくりするほど平静だ。
生活の目途がついているからで 厚生年金が六割程度になってしまうことには 一抹の不安もあるようだが こちらが労わるほどの落ち込みもない。

「保険入ってる?」 と聞かれるので 「入ってない」 と言うと 「不安ないの?」 と驚いている。
そういうことは 加入していて 何がしかの物があって 生活が成り立っていくから安泰なのだろうと 探ったりしている。Dscn1278

親しくしている方のご主人が 長いこと癌を患っていることは知っていたが 宗教に入り
「お陰で落ち着いている」と喜んでいた。
「あなたの病気のことも 祈願しているのよ」 と気遣ってくれ 私が その宗教に見向きもしないことを非難するでもなく 「調子いいのよ」 と言うと まんざらでもないような顔で 喜んでくれる姉のような存在の彼女。Dscn1279
 
とても仲の良い美男美女のご夫婦で 彼女が帰りが暗くなると 8歳年上のご主人は 「いつも道路に出て待ってるのよ、みっともないったらありゃしない」 と 半分お惚気ともつかない愚痴をこぼしていた。

息子さんの事業の失敗で 都内の家を処分して 賃貸マンションに暮らしている。
淋しいことだろうと 彼女からの欠礼はがきを眺めている。

来春ように植えた花は ブルーパープルが多く 何となく 私まで 「淋しいなー」 と思ってしまう。
 

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2008年12月 9日 (火)

会えたらいいね・・(294) 裂き織り

友人の裂き織り展が 鶴ヶ島「ううふ」 さんで あった。

ここでの展は もう何回目になるだろうか。
まだ 持病が起きていない頃からの お付き合いだから かれこれ10年は超えている。

その頃 彼女は骨董屋さんで 布解きの手伝いをしながら 織りをしていた。
普通の方と違うのは 趣味として始めたのではなく 織りに興味があって 先生につくのも「仕事にしたいから」 と最初から告げ 教室でのお茶の時間も一人だけ黙々と仕事に励んでいたと言うから 風子のいい加減な趣味とは おのずから違ってくる。

裂き織りは 古布を裂いて緯糸とするので 材料費は安く済むが 裂く手間と織る作業に費やす時間がかかるので ほとんどが 手間賃ということになる。

Dscn1268 ストールは 白の羽二重と絹の着物を使い 裂く巾も羽二重の部分は 7ミリ程で切れないぎりぎり細さにして 薄く空ける効果をねらっている。
それを 蘇芳で何回かに分けて染めている。

Dscn1267 手提げは 柿渋だ。
展示会であったものいは 少々小ぶりだったので A4が入る大きさで 着物のサブバッグとして持てるよう注文して 創ってもらった。

Dscn1269 面白いのは 額。

これは ご主人であるS氏が リタイヤーして後 暇をもてあましているので彼女があてがった趣味で 今は黙々と額創りに励んでいる。

工業高校機械科の教師だったので きちーんと線で引いたように直線的にくり貫いてつくる。
せっかく手で削るのだから それなりに味のあるものを・・・、といってもいつの間にか四角くなっていたり 丸みを・・・、というと コンパスで弧を画いたようになってしまっている。
角を少し欠けたようにと注文すると スパッと切ってある。
長年の職業からは なかなか抜け出せないようだ。

最後に売り上げ集計してみたら S氏の額のほうが多く 彼女はがっかりしていた。

額は 買いやすい値段で数が出るのでいいが 先織りは 気に入ってもかなりの値なのでなかなか手を出せない。
この不景気で やはり いいものと分かって欲しくても 買わない時代になっている。

それでも 「Sさんの お酒代が出たので 喜ぶわ・・・」 と店を閉めた。

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2008年12月 7日 (日)

会えたらいいね・・(293) うつ

朝から 何となく気分がぱっとせず うつ っぽい。

PCの前にへばりついて あちこち訪ねてみたり ゲームをするのだが 気持ちは何処かへいっている。Dscn1264

二階へ上がって 画室の片付けでもしようかと・・。
このところ絵も描かなくなっているので 足の踏み場もないほど 物が散乱している。
絵の具を踏んだのも気が付かないで歩くので 床に点々と絵を描いている。
敷物にこびりついた油絵の具は 落とすのも手がかかるので そのまま乾くのを待つことにした。

来週から始まる展の絵は決まっているのだが 額がない。
入れ替えれば良いのだけれど 自分では手が自由にならないので 新しいのを買ってこようと画材屋さんへ出向くことにした。

裸のままの出品でもいいのだが みすぼらしい姿をさらすより 少しでも見栄え良く着物を着せなければならないのだ 。
気に入ったのはあっても 20号となると馬鹿にならない値段で プロではないのでもったいない。
結局 仮縁にすることにしたが 種類も少なく  もう どうでも良いような気がしてきて 入れへ頂くようお願いしてきた。

帰り 考え事をしながら走っていたら 道を違えたらしく細い道に入り込んでしまった。Dscn1265
踏み切り際を急いで曲がろうとしたら バリッと音がした。
止まっていた車の運転手が 覗きこんで見ていたので ちょっとバックして 慌ててその場を立ち去ってきた。
気になるので スーパーに入って 車をみたら ペコーっと凹んで かなり傷になっていた。

あーァあ、 また出費だ。

うつが また うつを呼んでしまった。

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2008年12月 3日 (水)

会えたらいいね・・(292) 能

謡をやっている友人のお誘いで 国立能楽堂へ。

出し物は 

狂言 「舟ふな」 

      シテ  太郎冠者  野村万之介
      アド    主     野村万作

舟 を 「ふね」 と読むか 「ふな」 と読むかの問答を 主人と太郎冠者が古歌を用いて 争うのですが 主人の方が少々分がわるく それを演じる万作がおかしく 静かな能楽堂が 時折笑いに包まれる。

能 「芭蕉」 

      シテ  里の女・芭蕉の精  山本順之
      ワキ  山居の僧       宝生 閑
      アイ  里人          野村万斎

場所は唐土楚国の傍らと言う設定で 現実感を遠くしている。
山居の僧が 「夕べの空もほのぼのと 月になりゆく山影の。寂寞とある芝の戸に。この御経を読誦する」 と情景を謡いだし ワキの存在感の有無と心深さを・・・。

前シテの里の女が現れ 荒涼とした秋の草案で 仏との結縁を願う、しんみりとした情緒がただよう。
夜が更けて 再び現れて寂しげに舞う女芭蕉の精。

植物の精を 中年の女性の姿に仕立てて 世の無常感を造り出して行く。

    :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

ここまでは 「能」 に疎い風子は じーっと モニターと演技者に食いついて 聞き逃すまいと必死に付いて行った。
ところが 前回もそうだったが 隣の友人は謡の本片手に こっくり・・・。
前にも 横にも 本片手に居眠り、居眠り・・・。

ちんぷんかんぷんの風子が一生懸命で 謡の仲間は あれれ・・。

   :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

やがて 序の舞になる。

とにかく 美しい。
幽玄の美 というか 儚く切ない思いが 静かに静かに 笛と大小の鼓に 無常が伝わってくる。
萌黄色の絽に 金糸の織りもよう。
芭蕉の葉が 儚く揺れる様なのだろうか・・・?

この場面だけでも 今日一日が 素晴らしい日となった。Dscn1215

暖かだった小春日和も 出る頃には冷たいが風がイチョウの葉を落として 黄色い絨毯と化した並木道を 着物の襟を合わせながら 帰途についた。

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