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2008年10月24日 (金)

会えたらいいね・・(277) ヴィルヘルム.ハンマースホイ展

「静かなる詩情」 というサブタイトルがついている。Img174

ストランゲーゼ30番地にあるという自宅の室内 
モデルは 妻のイーダ
ほとんどが 後姿

写実的な室内風景で モノトーンと思わせるような室内に 僅かな光が差しこむ。
後姿のイーダ。

何を思い どんな眼差しで いるのだろうか・・・。

足のないピアノ、 テーブルの足の影、 テーブルに添えられた手は ティーカップをこれから持つ瞬間なのだろうか・・・。

正面から描かれたイーダの姿は 年齢のわりには 老け こめかみには血管が浮き出て 左右の目の色は微妙にことなっている。
手は青白く 病であるかのように 描かれている。Img172

当時のデンマークの絵描きたちは 共通した色彩があったようにも思える。

ストランゲーゼの自宅以外にも 風景画は多くあるけれど どれも静まり返っていて 人影もなく 音のない世界のように感じる。Img173

サブタイトル 「静かなる詩情」
まさに 観るものの心を静かにさせ 一瞬 その世界に引き込んでいく。

秋雨が降り始め 上野の森の夕暮れは いつまでもその余韻を残し 歩くたびにプチッと銀杏を踏む音がして 詩情がたかまってくる。

  (写真は パンフ、購入のグッズ から)

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コメント

詩情という言葉がぴったりの絵ですね。
見ているこちら側は浸れるけれど、描く側の、描ける心情を作る環境は、とても厳しそうな気がしますね、なんだか。

投稿: 魔女メグ | 2008年10月25日 (土) 14時53分

ほんとうに 静かなのです。
絵 から 音が聞こえないのです。

わたしは この作家を知りませんでした。

どちらかというと 現代アートが好きなのですが こんな詩情のある絵なら 写実も好きです。

きっと 魔女さまも 同じ感覚をお持ちになると思いますよ。

投稿: 魔女メグ さま | 2008年10月25日 (土) 15時34分

こまたーーー。

構図の美しさも 婦人の うなじの 美しさも わかるような気がします。

だけど 私の世界には 今までまるっきり出会ったことの無いせかいです。

勉強ばかり いっぱい増えそう  どうしましょうか

やはり 凡人は、・・凡人かな。
背伸びしないで 良いものを 良いとわかる人間になりたいです

投稿: 加藤 嘉幸 | 2008年10月25日 (土) 17時02分

加藤様

さすが江戸っ子、脱帽です。

風子は気がつかなかったのですが 小さな三枚の一番右 椅子にかけたイーダは うなじの美しさを表わすために 不自然な座り方になっているそうです。
解説を読む前は 気がつきませんでした。

それだけの腕をお持ちなのに まだ勉強なさるお気持ち 真似できません。 

投稿: 風子 | 2008年10月25日 (土) 17時25分

一枚目、
右から 入り込む 柔らかな光 私は朝日の柔らまさに 感じました。

うなじ・・・これは 午後のひと時。

とりあえず すべてを終えて けだるささえ感じます。


時間都合して 絶対 見に行ってきます。

有難うございます

投稿: 加藤 嘉幸 | 2008年10月26日 (日) 10時26分

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