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2008年6月14日 (土)

会えたらいいね・・(227) エミリー・ウングワレー展

雨の日の美術館は空いていた。

Img146 先日 病院の帰り いつもなら上野に行くのに 傘を差して上野公園を歩くのも辛いものがあって 傘なしで行ける新美術館に急遽変更して 「エミリー・ウングワレー展」 に行ってみた。Img147

風子は この名前を知らないけれど モディリアニを見に行った時 ポスターの絵に惹きつけられて 楽しみにしていた。

オーストラリア先住民アポリジニの出身で 80歳になってから 絵を描くようになり 亡くなるまでの8年間に3千~4千の作品を描いたという。 

グランマ・モーゼスや 丸木スマさんなども 70歳を超えてから 絵を描いているが 今回は スケールが大地そのもの。 

もともと 伝統的な生活の中で 儀礼のためのボディ・ペインティングや砂絵を描いていたのが パティック(ろうけつ染め)になり カンバスの絵になっていった。

描いているものは 

「すべてのもの、そう、すべてのもの・・・、私のドリーミング、ペンシル・ヤム、トゲトカゲ、草の種、ドリームタイムの子犬、エミュー、エミューが好んで食べる草、緑豆、ヤムイモの種、これが私の描くもの、すべてのもの。」  (図録より)

を 点や線で抽象的に描かれているが 抽象画など見たことも まして印象派の点描など知らなかったと思うが  3mを越す点描(一円玉のような)や 8メートルもの線で描かれた独自の世界の美しさには 圧倒されてしまった。

とにかく 色の美しさと力強さに  魅了される。

亡くなる2年前に描いた 275×160のこの絵は モネの色を彷彿させられる。


空いている美術館の中で 音声ガイド・真野響子さんの案内で 近寄ったり離れたりしながら ゆっくりと楽しんできた。

残念なのは 図録の色が今ひとつで 点の筆跡の微妙な重なりが見えないので もう一度行くしかない。
部分的にでも 載せてあったらいいのに・・・、とページをめくりながら 思い出している。

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