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2008年3月24日 (月)

会えたらいいね・・(199) 薬師寺展

Img127  知人から 開幕に先立って薬師寺展特別内覧会の案内を頂いた。

薬師寺には 特別な思い入れがあって 前から楽しみにしていたが 始まる前に見せて頂けるなんて 思いがけない幸せが舞い込んできた。
今回は薬師如来はお出ましにならないが 脇侍の日光・月光菩薩立像が2体揃って 初めて寺外で公開される。
大好きな 両菩薩さまに会えると思うと 朝寝坊の風子も夕べから興奮気味で 朝も早く目が覚めた。

薬師寺さんでお会いしたのは 大講堂がまだ復元中だったから かれこれ6、7年前のこと。
奈良のお寺を巡る旅の企画に その頃 足が満足に歩ける状態ではなかったが 痛み止めで調整して 参加した。

薬師寺では 現執事長の村上大胤さんのご案内で Img128_sh01 大講堂での復元現場にも入れていただき 宮大工の芸術的な鉋屑を記念にしたり 瓦に墨で一字書いて 奉納させていただいた。

薬師寺は 天武天皇が皇后の鵜讃良皇女(のちの持統天皇)の病気平癒のために発願したが 病は治ったものの 天皇は完成を見ずして病に倒れ 崩御後持統天皇が建立したもの。 

伺った時は 薬師三尊像は金堂ではない場所に安置されていたが 声明と読経の中 持病の平癒を祈って お参りさせていただいた。 

湖北の十一面観音を巡ったり 京都 小浜など あちこちの お寺を訪ねる旅をしたが いつも 国宝・重文など「仏像」「美術品」 と言う目で 特別な感情もなく見ていた。
けれど その時ばかりは 手を合わせていると 止め処もなく涙が溢れ 自分で抑えられない不思議な経験だった。

その後 持病はは手も足も進行して 一時は辛い日々だったが 今は曲がりなりにも元気に日々過ごしている。
いつか お礼参りしたいと思っていた。
それが 今日は東京に居てお礼が言えるのだ。
Dscn0236
光背を外した両菩薩像は 正面からのお姿はもちろんのこと 見ることの出来なかったふくよかな背面の流れの美しさは 三曲法というそうでリズミカルな動きがある。
近くからだと見上げる形になるが 上の通路から拝顔すると正面からお会いしているようで 月光菩薩の慈悲深いお顔に 薬師寺さんでお願いした時のことを思い出して また熱いものがこみ上げてきた。

聖観音菩薩立像も 悲運な最後をとげた「有間皇子」がモデルという説もあるが 正面を向いた青年らしい姿がきりっと美しい。

空いてきた頃を見計らって もう一度両菩薩像に手を合わせてお礼を言い 降りてきたら 執事長の村上大胤さんにばったりお会いした。
「お礼参りにも伺えず・・・」 といったら 「今日来てくださったから・・・、 5月には 辻説法行きますよ」 とのこと。

外は雨も上がり 桜もちらほら。 頂いた重ーい図録を片手に 足を引きずって帰ってきた。
お留守を守っている 薬師如来さまにも お礼に行かなくては・・・、と思っている。

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