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2007年8月29日 (水)

会えたらいいね・・(133) HU'S FAVORITE

Img_2024 何日か前に 教育テレビで 正蔵が手話落語をやっていた。

手話はまだまだ・・・と言う感じだったけれど さすが表情も豊かで普通の落語より面白く 内容は十分伝わってきた。

風子も まだ健康だった頃 手話サークルに所属して 近隣3市にまたがって講習を受けたりで かなり頑張っていた。
地域で 派遣通訳を養成する計画があり いづれその一員になって ボランティアで活動出来たらと思っていたが 降ってきた持病で 指や手首が曲がらなくなったので 正確な表現が出来なくなって 辞めた。

その当時 聴こえない人は 風の音は聴くのではなく 見て感じるのだと気がついた。

それで 自己流のたらし込みで こんな絵を描いてみた。

どうしても 風を表現したくて 思いついたのが 草が揺れているさまを 透かして描こく事で 感じるのではないかと思った。

ところが、透ける布を探したが 紗とか絽は本来下着の白を透かして 涼を表現する目的だから 藍を透かせる白地はない。
しかも 古裂で探すから 余計にない。

思いついたのが蚊帳。
昔は お客様用には白い蚊帳を使った。 ブルーの裾模様もあるけれど 思う絵でなければならないので 敢えて無地を使ったImg_2027_2
裂に肌打ちするのに 薄美濃紙をつかうが それに絵を描いて 肌打ちをすれば うっすらと葉が映る。
刳り抜きではなく 柱(両横)を別に継ぐので 継ぐ分の絵合わせはかなり苦労した。
総裏は 普通は白の宇田紙を使うのだが そうすると蚊帳の目が浮かばない。
それで 手漉き和紙の 瓶のぞきくらいの薄い藍を 総裏に使った。

軸先は 陶芸をする友人に頼んで 何組も焼いていただいた中から 使わせて頂いた。

出来上がった時は 本当に嬉しかった。

ただ難点は 蚊帳は固いのと目が 粗いので 裏打ち紙との間にわずかでも空気が入ると そこから剥がれが起きると言う事だ。
始めから解っていたので 仕舞う時 カーブが緩やかになるように 太い筒を創って(太巻きという)巻いたが やはり時が経つと 剥がれが出てしまっていた。

腕が良ければ こんな事は防げるのだろうが まだまだの技術なので仕方がない。 

もう 創れる手ではないので 諦めてはいるが 当時を振り返ると懐かしい。

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2007年8月28日 (火)

会えたらいいね・・(132) HU'S FAVORITE

Img_2034_3   先日 日展100年展で 平福百穂の「七面鳥」の 見事なたらし込み技法にびっくりした。

10年以上も前になるが 青墨を初めて使った時 最初に書いたところが上になる事を知った。学校の授業では 濃墨しか使っていなかったので 墨の性格に気付いていなかった。

その頃 掛軸の創作に夢中で 本紙がなくては始まらないという必要にせまられて 自己流で 絵をかき始めた。 
夜中まで 部屋中を反故の紙の山にして あれこれ絵を描いてみたりしていたが 庭に咲く 梅花ウツギを何とか絵にしたくて 苦労してアレンジで誤魔化して出来上がったのが この絵。

それでも 自己流のたらし込みが 結構気に入って 作品展にも並べたりした。
今思うと恥ずかしいけれど 「知らない」 と言うことは いい気なもので 夢中になっていた。

出来はどうあろうと 気に入っている軸のひとつなっている。

絵を始めて何年か経ったけれど 梅花ウツギを 今描いたらどんな絵になるのだろうと思うが きっと理屈が先になって 描けないかもしれない。

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2007年8月25日 (土)

会えたらいいね・・(131) 日展100年展

Img036 とにかく 会場が国立新美術館というだけで 意欲が薄れる。
木曜日に行く予定だったのに 愚図愚図していて行き損なってしまったので 会期も終わりに近づいて混まないうちにと 出かけてみた。

金曜日は閉館が8時なので 会社帰りの人が来る前の4時頃が一番空いているのだ。
案の定 前に近寄ってか離れても 人に迷惑かけないで観る事ができた。

目的は 福田平八郎の 『雨』」。国立近代美術館所蔵なので 常設で観る事もできるが いつでもと言うわけにはいかない。 
さすが本物! 画集とは違う。 降り始めた雨が瓦に残す 雨跡。 瓦に浸みて また新しい雨跡が残っていく。
それにしても ただ瓦何枚かを幾何学模様のようにかいているだけなのに 見入ってしまう。
思いがけなく 山口華陽の『白い馬』 にも出会えた。
この人には 思い出がある。
風子が 絵など描こうなどと全く考えてもいなかった頃 偶々銀座のデパートで展を開いていたので 入ってみて こんな楽しい日本画があるのかと感心した。
今思えば 大したことではなかったのかも知れないが 動物達のおどけた表情や 彩の美しさに大いに感動したものだ。
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それにしても 日展の歩みが紹介されているだけで 期待ハズレだった。
特選作品などが もっと展示されているのかと楽しみにして行ったのに・・・。

よく考えてみれば 当たり前の事で あの場所に絵だけではないのだから 100も並ぶわけないし 絵だって無くなったり 所在不明のものだってあるのだろうから・・・。

また 早とちりで がっかりして足取りも重く帰ってきた。

また 5日からは 二科展が始まり 会友の同級生が出品するので来なければならない。
六本木は 電車を降りてから 外に出るまでが長~~いので 余計憂鬱だ。
その辺りに勤務先があった知人も退職してしまったので 案内もして頂けないし ・・・。  

    (絵は 買ってきた絵葉書から)

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2007年8月23日 (木)

会えたらいいね・・(130) 絵本

アンジュール

最近 絵本を見ることが多くなっている。
それは 視力が弱くなっているのと 本を読むという集中力の減退が そうさせているのかと思うけれど 絵本の魅力に惹かれていることが何よりの理由。
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絵本は 子供のものと思い込んでいたのに 手にするたびに 心が動かされるものが多く く あれもこれも手元に置きたくなってしまう。

アンジュールには 文字がない。
あるのは ガブリエル・バンサンの強烈なモノクロの絵だけ。

何年か前 新宿の本屋で この本に出会った瞬間  あの混雑した店内でも 絵に見入ってしまった。

突然 車窓から投げ捨てられた一匹の犬。 疾走する車が どんどん小さくなって 追いかけていく犬の姿。 
Img034自分の言葉をさがしながら 何枚かのページを開いていくうちに いつのまにか 犬なのに 私になっている。

やがて ひとりぼっちの少年(だとおもう)と出会って あたたかな心になる。

 

  

 

他にも バンサンの描く絵本は 何冊かあって 其々 鉛筆、コンテ、・・・など 画材を変えて描いているようだが 本屋さんによっては 揃っていない。
見て買いたいので なかなか難しい。
青山のクレヨンハウスへ行けば 間違いなくあるのだけれど・・・。

参考までに 書評を・・・。Img035












今日一日は 気温が低めとかいうので 「日展100年展」 を見に行こうと 朝 痛み止めで体調を整えておいたのに 効果が出るころには 暑くなって出そびれてしまった。

また一日 棒に振ってしまったけれど ゆっくり絵本を見る時間が持てた。

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2007年8月20日 (月)

会えたらいいね・・(129) 夕顔

Img_2006  待っていた夕顔が やっと咲いた。
妖艶な香りを辺り一面に漂わせて。

いつもなら この時期は 花を見に高原へ一人旅にでているのに 今年は 猫が気がかりなのと 水遣りが心配で行きそこなってしまった。

だから 水遣りは朝夕欠かしたことはない。
それなのに 猛暑で 元気なのは 「花キリン」だけで花がみんな負けてしまって 葉が焼けてしまったり 蕾さえつけなくなってしまっている。

夕顔は びっくりするほど蕾をつけたのに 花びらが膨らみかかると 首からお辞儀をしてしまって 落下してしまっていた。
原因がわからなくて 強い陽射しの所為かと傘をさしてみたりしたが 効果無し。
日に何回も水遣りしても 直ぐに乾いてしまうので 浸透作用を利用して 水が切れないようにしてみた。

バケツに水をいれて そこから布で水を吸い上げて その先を鉢の土の中に埋めてみた。 時々覗いてみると 土は湿っている。
完全ではないけれど 咲き始めた。

やっぱり水が足りなかったのだ。
後で考えたら そんな面倒なことをしなくても 鉢を水を張った器の中に入れればよかったImg_1996訳で 手間をかけなくても良かったのだ。

そして 今日は 夜中になって 咲いた。

ところが デジカメを向けてみても 真っ暗で何にも見えない。
検討をつけて 適当にシャッターをきって見た。
花はもっと咲いているのに 写っているのは これだけ!

カメラ音痴なので どうしたら真っ暗でも被写体が見えるのか解らない。 まあ いいとしよう。

『朝顔に 釣瓶とられて もらい水 』 ではなく
 
『夕顔に 門扉とられて 回り道』  風子




     (夕顔は 干瓢を作るウリ科の名前で これはヨルガオが本名)

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2007年8月18日 (土)

会えたらいいね・・(128) シャンプー

                                                                                        昨夜の雨のおかげか 開け放った窓から 久しぶりの涼風が足元に入ってくる。
寝返りをうったとたん・・・・・ゥウッ・・・?? 『冷たい!!』 のだ。
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また されてしまった。 私の布団にシャンプー(猫)がおしっこを・・・・。
まるで 私がしたかのように 布団の真ん中に大洪水で 畳まで通っている。

敷物や置いた洋服にされてしまうので 玄関マット キッチンマット 絨毯類は全て片付けて  トイレをあちこちに置いて寝る。 トイレは増設して もちろん布団の横にも置いてある。 布団には 何か匂いを付けておこうと フルーツの香りを降りまいておいたりする。
夕べは それを忘れた。 この何日か無事だったので 気を許してしまった。 

物言えぬシャンプーに 何か欲求不満が原因かと 食欲がないので 食事をお刺身まで奮発しているのに・・・・、『馬鹿!』
やっぱり 猫畜生だ。

布団に熱湯をかけ干す。けれど今日は久しぶりの曇り空。そう度々布団を買い換えるわけImg_2001_2にはいかないのだ。
獣医さんは ボケだと言うけれど あと何年こんな事が続くのかと思うと 泣けてくる。

時間はまだ朝の5時。
寝なおそうと 畳にごろ寝したけれど 眠れない。
涼しい朝だ。 この暑さで咲かなかったり立ち枯れしている草花を 思い切って抜いてしまおう。
そうでなくとも満足に使えない手足だけれど 朝はなおのこと。 こうなったら何とか動かさなくては。

草をどけたら 今年植えた朝顔は 心細く咲いているのに 日陰で 一輪紅い朝顔が咲いていた。
去年のこぼれ種なんだろう。 
クレマチスも 狂い咲きしている。

今年の夏は 狂っている。 猫も花も人間も・・・・・。

 

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2007年8月16日 (木)

会えたらいいね・・(127) HU'S FAVORITE

風子にとって お盆休みは恐怖の3日間。
 
孫は来て良し帰って良し。
戦い済んで 残されたものは 娘の育て方が間違っていたという後悔と おねしょ布団の始末 そして山の洗濯。 
疲れと 手足の腫れ。

15日の終戦(敗戦)記念日は 頭の中から消えていた。

これは 風子が大切にしている写真。

Img029枚は 多分2才の頃だと思うが 疎開先でのもので 手前の可愛い子が風子。
                                                                                                                    静岡の庵原郡袖師から 山の奥に入った処で 『山鹿(やまが)』と言 っていたようだ。
記憶の中では 揺れる吊り橋が怖くて這って渡ったこと、 夜飛んで行く飛行機を見て 祖母が 「B29が東京へ向かって飛んでいく。東京は大丈夫かねえ」 と言っていた事。
その他は 疎開先の方達からも可愛がっていただいて 戦闘帽を被ったお兄さんを 「兵隊さん兵隊さん」 と いつも付いて歩いていたそうだ。
「お風呂だって いつも わしと入ったんだよ」 とこの年になっても 会うたびに言われていた。
その兵隊さんも 去年亡くなった。

終戦になって 疎開先から 日野にある父の会社の寮に移って 4~50 世帯の共同生活。
カレーライスはお誕生日のご馳Img028 走で 芋の粉を練って手で握って蒸かした黒い饅頭ともつかないおやつ。着る物も配給があった。 
そんな中でどこから手に入れたか判らないが ビロードのワンピースを着たこの一枚は 母の愛情がこもっていて 大好きだった。
けれど この頃のどの写真を見ても みんな 手や足に包帯を巻いている。栄養のバランスが悪かったのか いつも 腫物(おでき)が出来ていた。

懐古趣味と言われようとなんと 「両親の苦労は処吹く風」 で 友達は多く 毎日が楽しかった。
その頃 寮では結核が流行っていた。風子も 体は弱く 小児結核で 学校は長期欠席したが 勉強が追いつけば進級させてくれた。 共同生活の寮の人たちも 愛情だけはいっぱいで おかずがなければ お茶碗もって お隣で食べていた。わが子も人の子も 区別なかった。


娘と孫が帰って 思う。

物が有ること お金があること 拝金主義の世の中。 
セレブって何? 
 
贅沢しなければ そこそこ生きていける。
死ぬ時に 穏やかな気持ちで眠りにつければ 最高の幸せ。 

歳をとったから こんなふうに考えるのだろうか・・・。

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2007年8月12日 (日)

会えたらいいね・・(126) 今生の・・。

  「おふくろは 毎日楽しい?」 突然 息子に聞かれた。
反射的に 「楽しいよ・・」 と答えてしまった。
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カレンダーに予定が記入されて無い限り 朝起きて 何も考えずに一日が始まる。
一番にする事は 骨粗鬆予防の薬を飲む。ステロイドによる副作用で骨密度が落ちているためだ。その後一時間は何も食べられないので 漢方を40分煎じている間 マッサージ。 動けるようになったら庭の水遣り 老猫の世話 をする。 漢方を飲み30分して やっと食にありつける。

それからは 家事は適当に だらだらと体調のご機嫌とりながら 好き勝手に過ごしている。
一日中動いている時もあれば 絵三昧の日もあり 本を眺めたり 長電話したり・・・。
能天気な奥さんと言われているけれど ここまで居直るには それなりの山も河もあった。

死んでしまった方が よほど楽だと思ったこともあった。 踏み切りで車ごと突っ込めたらと 何回思ったことか。
そんな繰り返しが 今の持病の誘引のひとつになっている。

「楽しいか?」 なんて  聞くほうが可笑しい。
でも 息子から見たら 多分楽しそうに見えるのだろう。 

「楽しいよ」 と言ったことに慌てて付け加えた。 
「朝起きて 起き上がる事から 痛みが一緒なのに 楽しい理由ないでしょ! 楽しいかどうかなんて 考えたことないよ ! でも 気持ちの持ちようだからね」  と。 
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花が咲けば嬉しい。めだかが餌を食べれば ほっとする。今朝も シャンプー(老猫)に布団に粗相されて 大騒動だったけれど 17年も生きている事を思えば可愛くて 食欲ないので お刺身買ってくる。(飼い主は見てるだけ・・・・・) 
電気代節約で クーラー無し。 首にタオルで 汗をかけば何回も水浴び。お陰で夏負けはまだ無しで 食欲有りのため 体重増加。

この暑さの中 体力勝負の3Kの仕事の息子にとっては 愚痴のひとつも聞いてほしかったのかも知れない。

あまいあまい! 生きるってそういう事。
母さんだって そうして生きてきた。
やっと 今は 「林住期」 。
何年 残っているか・・・。 何回食事が出来るか・・・。 何回旅に出られるか・・。 何回笑えるか・・。 何回・・・・・・・、何回・・・・・。   なんだよ!。 

鈴木真砂女に憧れた事もあったけれど・・・・・もう手遅れ。

『今生の いまが倖せ 衣被』   真砂女



 

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2007年8月 9日 (木)

会えたらいいね・・(125) パイナップルリリー

Img_1980_2   連日の暑さで 庭の水遣りも追いつない。
春先体調がいまひとつで 花の植え替えを手抜きしたため この時期は仏壇に供える花も少なく 買ってきても日持ちせず 哀れな状態になっている。

そんな中で いつまでも楽しませてくれている花がある。

大分前に子供を頂いて植えておいた球根が 気がついたら見事な蕾をふくらませていた。
日毎に背が高くなって 花茎も30センチになっていた。
下の方から 小さな花が次々と咲き始め とうとう天辺まで辿り着いた。
先日の台風の前に切花にして飾っているが 朝起きると 小さな蕾の先に水滴が光っていたりする。
きっと 朝の涼しい空気で蒸発しそこなってぶる下がっていたのだろうと 嬉しくなってしまう。
名前が判らず ネットで見たけれど調べ方が悪いらしく 判らなかった。
先日 育ての親にお聞きしたら よくあるImg_1989花で 「パイナップルリリー」 と言うのだそうだ。パイナップルは天辺の葉から判るけれど 百合とは思えない。
楽しい花なので 友人に孫分けしたいのだけれど 一株に一輪しか咲かないので来年までまって頂くしかない。 

地植えにした方が増えると思うけれど ちょっとお行儀が悪く 葉が大げさに広がって 場所塞ぎになって わが家の狭い庭では やはり地には下ろせない。
お願いだから 二株増えて欲しい。秋になったら お礼肥を沢山あげるからね。

もうひとつ 楽しみにしていた「夕顔」(ヨルガオ)が何十もの蕾をつけて 「今夕咲くかな・・・?」 と待っているのに 首から蔕って咲かない。
水が好きな花なので 小まめに土が乾くとあげている。 
毎年同じフェンスに絡ませるので 場所が悪いとは思えないけれど 暑過ぎるのかと 昨日は出かける前に傘をさしてあげたのに やっぱり萎れている。
Img_1991
アリが集っていたので その所為かと 不本意だけれど薬を撒いてみた。

花屋さんへ聞きに行けばいいのだけれど 暑くて行動に移せない。

何とかお願い! 今夕は 咲いてください。

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2007年8月 6日 (月)

会えたらいいね・・(124) 少年と切手

  先週のこと 病院の帰りにデパートの垂れ幕に引きずられて 涼を取りに 「古書市」 に入った。
平日にも拘らずそれなりの出で立ちで (デイバッグを背に足元はスニーカーなど) 賑わっていた。
わが家にも 父の残した戦前の地図や本などが茶箱に収められている。 どうせ自分が逝った後は 塵として処分されるだけであって 特別な価値のある物ではないので 今処理しておこうと 常に考えているのだが 未練があって片付かない。

古書市があったりすると 欲をかいて 「売れるかなー」 と参考にのぞいてみるのだ。
Img018
切手売り場で 小柄な少年が老店主のご夫婦と話している。 店主もピンセットで一枚一枚出したり引っ込めたりしながら 丁寧に応対している。 値段の交渉になって 120円と150円とどちらにしようと 何時までもやりとりしている。
結局 レシート無しならということで おまけ成立。

少年は 多分小遣い張をつけるのに必要だったようだが そのうち母上が来て双方納得で 嬉しそうに持ち帰った。

またここで お節介おばさんは思いついた。
わが家の 古い切手と 風子が有り金はたいて買い集めた東京オリンピックの記念切手。 5円、10円のシートは 使おうにもハガキいっぱいになってしまうし 郵便局にいっても手数料を5円づつ差し引かれると ???。
追いかけて 母上に怪しいものではないと顔入り証明を見せて 貰って頂く事にした。

100円以上のものもあるが 先のある少年に持って頂くのは有り難いのだが お金と同じものなので 教育上良くないような気もする。

今 整理しながら考えている。とりあえず父の古切手と金額の張らないものだけ送って 後は母上に相談してからにしようと思っている。

切手のカタログを手に 自分のお小遣いで 一枚づつ楽しみに集めては線で消している少年の夢を 降って湧いた切手で違うものにしてはいけない。

切手売り場の老店主も 「こんな子供が増えてくれると嬉しいんですがねー」と 120円也の売り上げに 目を細めていた。

その日も 素敵な無駄な時間に感謝して 暑い最中帰ってきた。

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2007年8月 3日 (金)

会えたらいいね・・(123) 目指せ30度

Img_1894_2 リウマチというのはやっかいな病気で 季節によってかなり違ってくる。
湿度が関係しているらしく梅雨時も辛いのだが それより春一番が吹く少し前から 新しい関節の疼きが始まるので それが辛い。その時期は 常時炎症を起こしていて 何年か過ぎると変形して そうなると使わないでじーっとしていれば 問題はない。
風子の場合は 変形もちょっと見たところ目立たないので 大げさのように思っている人もいるようだ。
梅雨が開けて 本番の暑さがやってくると 春先から暴れている(医者はそう表現する)箇所を除けば かなり好い状態といえる。
だから 今が 動かない関節を少しでも使えるようにするチャンスなのだ。

30度というのは 一本化している腕と手首を別行動させたいのだ。
直角などと贅沢は言わない。せめて30度曲がって欲しい。

買い物をしても 掌に受けたコインは滑り台のように すべって床に落ちる。だから直に小銭入れにいれてもらうので 数えられないのだ。

朝は 動けるまでに時間が懸かるから その時間をテレビを見ながら 関節を動かす事にした。
とにかくImg_1889 関節が変形して膠着しているので 少しずつ剥がすように曲げていく。10度反らせても 痛い。やっと曲がったと思うと 次の日は また振り出し。
けれど 見た目を美しくするためと お釣りを数えて受け取るためには 頑張れるのだ。

昨日も 病院でリハビリをしていると話したら 筋が裂れる事もあるからと注意された。
自分勝手にしないで 病院のリハビリ課できちんと受けるようにと言うことなのだろう。
そんな病院側の言うことばかり聴いて 経営に協力は出来ない。いつまでたっても じーっと我慢の子になってしまう。
知人は 担当医に内緒で 海外旅行に出ると痛みを感じなくなるという。気候風土の違いや 旅に出るという臨場感、緊張感と開放感  それが体調をよくするということは 医者も認めている。

体調のいい時 出かける。それ以外は薬で調整して出る。 悪い時は欝のように 引きこもる。
だから 人は出ている時しか見ていないので 「たいした事ないじゃない」「本当なのかしら」「病気を認めてないから 愚痴が出る」 という。

今がチャンス! 愚痴を言わない為にも とにかく美貌(貧乏?)に負けない容姿になるためにも 老体に鞭打って 30度曲るようにする宣言をしておこう。 

挫けてしまうから・・・・。

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